2012 Fiscal Year Annual Research Report
臨床実践看護師の教育力向上を目指した教育プログラム開発のための基礎的研究
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24890067
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
大河原 知嘉子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 助教 (80632091)
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Project Period (FY) |
2012-08-31 – 2013-03-31
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Keywords | 教育力 / テキストマイニング / 臨床実践看護師 / ロールモデル / 信念 |
Research Abstract |
本研究は、臨床現場で教育的役割を担う看護師に必要な能力として、看護実践力のみならず、教育する上での能力として教育力の重要性を考え、教育的役割を担う看護師の考える教育力の特徴や、その基盤となる属性、教育に対する目標や信念、ロールモデルとの関係について明らかにすることを目的とし、検証した。 研究者が以前に行った先行研究では看護師25名分の面接調査結果を得たが、本年度は新たに臨床経験5年以上で、臨床現場で教育的役割を担っており、本研究の趣旨、研究方法、倫理的配慮について理解し、同意が得られた看護師3名に面接調査をした。基本属性(年齢、性別、最終学歴、臨床現場で教育に携わった経験など)に関する質問紙調査と、インタビューガイドに基づいた60分程度の半構成面接調査により、教育力があると考えられる人の特徴、教育する上での目標や信念、ロールモデルについて調査をし、対象者の同意を得てICレコーダーに録音した。録音した面接データから逐語録を作成し、テキストマイニングにより分析した。分析にはTextMiningStudio4.1を使用した。 言葉ネットワーク分析により、教育的な役割を担う臨床実践看護師が教育する上での目標や信念には、後輩と頭を一致させる、患者さんにとって良い看護が出来ているかを考えるという特徴が、ロールモデルには、判断力がある人や真似したいと思える言葉かけや態度を示してくれる人という特徴があった。また、教育力に関しては、患者さんにとって良い看護か考えられる、後輩が自ら気付ける働きかけができるなどの特徴があった。その他にも対応バブル分析や頻度解析を用いて特徴や関連を分析している。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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