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2013 Fiscal Year Annual Research Report

前立腺癌浸潤・転移における骨髄由来細胞の役割の検討

Research Project

Project/Area Number 24890115
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

藤田 和利  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50636181)

Project Period (FY) 2012-08-31 – 2014-03-31
Keywords前立腺癌 / PTEN / 骨髄由来細胞
Research Abstract

日本において年間4万2千人が前立腺癌に罹患し、年間約1万人が死亡している。限局性前立腺癌が浸潤、転移するメカニズムは不明な点が多いが、間葉系幹細胞が癌の浸潤転移に関わっていることが近年明らかにされつつある。乳癌などでは骨髄由来間葉系幹細胞が癌に遊走し転移を促進することがマウスを用いた実験で報告されている。前立腺においては、GFPマウス由来の骨髄を移植した正常マウスを用いて、正常前立腺上皮細胞の破壊再生時にGFP陽性の骨髄由来間葉系幹細胞が前立腺上皮に遊走し、正常前立腺上皮内に存在することが報告されており、骨髄由来間葉系幹細胞が前立腺上皮の再生増殖に重要な役割を果たしていることが推測される。前立腺癌においても他の癌と同様に骨髄由来間葉系幹細胞が前立腺に遊走し、癌の増殖転移を促進している可能性がある。まず、Cre-loxPシステムを用いて、PTENを前立腺特異的にノックアウトしたマウス(PTEN-/-マウス)とPTENとTP53を前立腺特異的にノックアウトしたマウス(Pten-/-TP53-/-マウス)の2系統のマウスを作成した。現在マウスにGFPマウス由来の骨髄移植を行う予定をしている。骨髄移植の系を立ち上げるために、ラットにGFPラット由来の骨髄を移植し、キメララットを作成した。この前立腺に炎症または精巣摘除を行うことにより前立腺を破壊し、骨髄由来細胞がどのようにふるまうかを組織学的、およびフローサイトメトリーを用いて検討した。前立腺の破壊に伴い骨髄由来細胞が前立腺腺管および間質に遊走してくることを確認し、長期に存在することを確認した。またこれらの細胞のマーカーを確認すると上皮系のマーカーの発現を認め、間葉―上皮転換を起こしている可能性が示唆された。これにより前立腺癌においても同様の現象が起きている可能性があり、作成した前立腺癌モデルマウスで確認している。

Current Status of Research Progress
Reason

25年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (1 results)

All 2014

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 前立腺の炎症-再生プロセスにおける骨髄由来細胞の役割2014

    • Author(s)
      中田渡、中井康友、川村憲彦、吉田栄宏、佐藤元孝、永原啓、藤田和利、植村元秀、野々村祝夫
    • Organizer
      第23回泌尿器科分子・細胞研究会
    • Place of Presentation
      山形市
    • Year and Date
      20140314-20140315

URL: 

Published: 2015-05-28  

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