2013 Fiscal Year Annual Research Report
シェーグレン症候群の疾患特異的microRNAの同定とその治療応用
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24890165
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
岩本 直樹 長崎大学, 大学病院第一内科, 助教 (80437897)
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Project Period (FY) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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Keywords | シェーグレン症候群 / microRNA / miR-181b / IFN-γ |
Research Abstract |
前年度に引き続き、口唇小唾液腺生検にて得られた唾液腺細胞を培養し、microRNA(miRNA)を含むtotalRNAの抽出を行った。その後、唾液腺に50個以上の単核球の浸潤を認めず、Sjogren症候群(SS)の診断基準を満たさなかった1例をcontrolとし、SS患者群(5例)とcontrolでのmiRNAの発現の変動を検討した。結果は以下のとおりである。 1)mir-181bはSS5例すべてにおいてcontrolと比べ発現の上昇を認めた。 2) mir-30cはSS3例で発現上昇していたが、2例では発現が減少していた。3) miR-431はSS1例で発現減少し、残り4例で発現上昇していた。4) miR-4750は3例で発現減少し、1例で発現上昇していた。 さらに、すべての群で発現が減少していたmiR-181bについて、SSの病態に関与している分子の刺激による変動を検討した。SS病態に関与している因子としてIFN-を選択し、刺激をおこなった。IFN-刺激によりmiR-181bの発現は抑制された。 本研究により、SSにて発現変動のみられたmiRNAを同定することができた。本研究で明らかとなったSSで異常制御されているmiRNA(miR-181b)がSSの病態に関与している可能性は高い。今後も症例の集積を進め、多数症例での発現を検討し、発現変動を確認した後に、miR-181b異常発現の唾液腺細胞におよぼす影響の機能解析やmIR-181bの標的mRNAの解析を進めていく。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)