2013 Fiscal Year Annual Research Report
Helicobacter属菌胆道感染と胆道発癌との関連の検討
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24890166
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
小坂 太一郎 長崎大学, 大学病院, 助教 (00437881)
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Project Period (FY) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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Keywords | Helicobacter bilis / 胆道発癌 / Helicobacter属 / 感染 |
Research Abstract |
臨床検体におけるH.bilisの検討:現在までに小児例10例の検体を新たに獲得し、PCRによる検討を実施予定。昨年度の症例と併せて結果を学会発表、及び論文にて報告予定。 ハムスターにおけるH.Bilis艦船モデルの確立に関する研究:6週齢のゴールデンシリアンハムスターに対しH.bilisを6.0x10e6 CFU経口投与を隔日3日投与を実施し、コントロール群とのH.bilis胆道感染率を投与後1週~24週までPCR法による検出率で比較検討した。コントロール群ではH.bilis検出率はいずれの時期においてもH.bils検出率は10~30%出会ったのに対し、H.bilis投与群は1週、2週目においては60~70%と高い検出率を確認した。また、24週においてはコントロール群が13%に留まったのに対し、H.bilis投与群においては56%と高い検出率を維持していることを確認した。次にGiemsa染色、鏡顕法でH.bilisの菌体、コロニー形成の検出を試みたが、H.bilis投与群、コントロール群共に胆嚢、胆管、肝組織いずれの検体からもH.bilisのコロニー形成を確認することは出来なかった。次に各モデルの胆管、胆嚢、肝内胆管に対し、H-E染色、鏡顕法による病理学的検討を実施した。1,2,4,8週モデルにおいてはH.ilis投与群、コントロール群共に胆道粘膜の組織学的変化を認めなかった。24週モデルにおいてはH.bilis投与群の34%に胆道上皮組織の過形成を確認した。コントロール群においても13%に同様の所見を認めた。異形成は認められなかった。 H.bilis感染の胆道上皮細胞に対する影響のin vitroにおける検討:現在実験準備中。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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