2013 Fiscal Year Annual Research Report
がん免疫治療のサロゲートマーカーの確立、並びに効果増強手段としての温熱療法の検討
Project/Area Number |
24890196
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
岡山 哲也 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30636535)
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Project Period (FY) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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Keywords | 癌 / 免疫治療 |
Research Abstract |
本研究は、がん免疫療法における、抗腫瘍効果のサロゲートマーカーについての検討、並びに温熱療法が免疫療法の効果増強の手段となりうるかどうかを検討することを目的としている。免疫療法の現在の問題点として、免疫治療介入における抗腫瘍効果を反映する適切なマーカーが存在しない事、また免疫療法を行う際の抗腫瘍効果増強の方法論が確立されていない事である。申請者らの検討にて、免疫治療を行うことによる効果判定のマーカーとして末梢血のIFNγ産生能が全生存期間と相関する可能性を示唆するデータを得た。また、申請者らは以前からがん治療として温熱療法を積極的に行っているが、近年温熱療法が腫瘍免疫に有利な作用を及ぼすことが判明してきた。そこで、本研究では、末梢血のIFNγ産生能が、各種免疫療法の効果判定のサロゲートマーカーとなりうるかどうかの基礎的検討、各種免疫療法に、温熱療法を加えることで、効果増強がされ得るかどうかの基礎的検討を予定している。 初年度にて、マウスの末梢血にてのIFNγ産生能を抹消全血をPHA刺激を行うことにより、ELISAにて測定した。PHA濃度依存的にIFNγ産生能が上昇することを確認し、サロゲートマーカーとして基礎的検討に用いることが出来ると思われたが、測定濃度がELISAの感度下限であったため、更に良い方法を模索し、今後mRNAをPCRにて測定する系を検討している。また、リンパ球培養については、レトロネクチンを用いたナイーブリッチなリンパ球培養は手技を確立したが、NK細胞については不安定であったため、NK細胞については培養株を入手し、今後検討していくこととなった。今後、他の協力者と共同で、担癌マウスに対してIFNγをサロゲートマーカーとし、検討を行っていくこととしている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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