2012 Fiscal Year Annual Research Report
再発・進行がん患者の精神的健康状態の改善を目的とした治療法の開発
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24890223
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
石田 真弓 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (80636465)
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Project Period (FY) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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Keywords | 治療法の開発 / 再発・進行がん / 集団精神療法 / プログラム作成 |
Research Abstract |
H24年度は、再発・進行がん患者の精神的精神状態の改善を目的として、(1)ニーズの検討・プログラムの作成を行った。まず〔研究1〕として、グループセラピー(集団精神療法)に参加した患者の診療録調査を実施し、〔研究2〕として、グループセラピーに参加したことのある患者らによるフォーカスグループ・ヒアリング調査を行った。その後、〔研究1〕〔研究2〕の結果を踏まえてプログラムを作成し、プログラムや実施状況について、医療従事者らとの意見交換の場を持った。 本研究では、患者からの視点のみではなく、医療者からの医学的な意見も取り入れ、プログラムの妥当性や臨床適用性を十分に検討し、治療法として開発することを念頭に置いている。 本年度の研究は計画通りに遂行することが出来ており、十分な研究実績が得られている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
H24年度に計画していた診療録調査のデータベースについては、現在もデータの解析中である。研究の遂行に併せて、フォーカスグループを実施していることにより、より多くの視点からデータに関する考察のポイントを得ることが出来ている。それら得られたポイントについてより詳細なデータ解析を行う必要が生じたため、研究の達成度としては計画通りだが、データ解析の項目が増えており、当初の研究目的に対してはおおむね達成していると評価する。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策として、研究の遂行に伴い、当初期待していた内容より多くの結果を得られる可能性が生じており、今後の研究の発展も含めて改めて前向きに検討をおこなう必要がある。
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