2013 Fiscal Year Annual Research Report
新規モデルマウスを用いた母乳性黄疸発症メカニズムの解明とその応用
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24890224
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
藤原 亮一 北里大学, 薬学部, 助教 (40631643)
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Project Period (FY) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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Keywords | ビリルビン代謝 / UGT1A1 / 新生児黄疸 / 母乳 / 皮膚 |
Research Abstract |
UDP-グルクロン酸転移酵素(UGT)1A1はビリルビンの唯一の代謝酵素である。ヒト新生児はUGT1A1が十分に機能していないことから、生理的に高ビリルビン血症(黄疸)を発症する。古くより、日光浴は新生児黄疸の治療や予防に有効であると考えられていたが、そのメカニズムは不明であった。そこで本年度は、新生児黄疸モデルマウス(ヒト化UGT1マウス)を用い、紫外線照射によるUGT1A1発現および機能への影響を検討した。新生児ヒト化UGT1マウスの各組織におけるUGT1A1の発現量をRT-PCR法により解析したところ、代謝に重要な組織である肝臓や小腸に加え、皮膚にもUGT1A1が発現していることが明らかとなった。また、皮膚に発現するUGT1A1は、紫外線照射によって有意に誘導されることも明らかとなった。紫外線照射により、血中に存在するアミノ酸であるL-トリプトファンから芳香族炭化水素受容体(AhR)のリガンドとなるFICZが生成することが知られている。ヒト皮膚由来の培養細胞であるHaCaT細胞にFICZを処置したところ、濃度および時間依存的にFICZはUGT1A1を誘導することが明らかとなった。コントロール群および紫外線照射群のヒト化UGT1マウスより採血し血中ビリルビン値を測定したところ、紫外線照射群ではビリルビン値が減少していることが明らかとなった。以上より、日光浴は皮膚におけるUGT1A1を誘導することによりビリルビン代謝を促進し、黄疸を抑制することが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)