2012 Fiscal Year Annual Research Report
多言語による簡易版“女性を中心としたケア-妊娠期尺度”の開発
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24890247
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Research Institution | St. Luke's College of Nursing |
Principal Investigator |
飯田 真理子 聖路加看護大学, 看護学部, 助教 (90438854)
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Project Period (FY) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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Keywords | 尺度開発 |
Research Abstract |
本研究の目的は、助産ケアモデルの評価を行うために、多言語による簡易版“女性を中心としたケア(Women-Centered Care: WCC)-妊娠期尺度”の開発を行い、その妥当性と信頼性の検討を行うことである。 初年度は、原版の尺度の簡易版(WCC-23J)を作成し、それをもとに英語の簡易版WCC-妊娠期尺度(WCC-23E)、そして、インドネシア語の簡易版WCC-妊娠期尺度(WCC-23I)の開発を行った。 英語の簡易版WCC-妊娠期尺度(WCC-23E)は、タンザニアにおいて助産師123名を対象に質問紙を配布した。インドネシア語の簡易版WCC-妊娠期尺度(WCC-23I)は、インドネシアにおいて371名の女性を対象に質問紙を配布した。 簡易版が原版と同等の内容を測定できているか、また、日本語版と同等の内容を英語・インドネシア語で測定できているか、その妥当性と信頼性の検討に関しては分析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
タンザニア人研究者の協力により、英語版での尺度の妥当性と信頼性を検討するに充分なデータを収集することができた。また、インドネシア語版に関しても、インドネシア人研究者の協力により、分析に充分なデータ数を得ることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
尺度の妥当性と信頼性を検討するに充分なデータ数を得ることができたため、今後はそれらの分析を行う予定である。日本語版と同等の内容を英語・インドネシア語で測定できているか、その妥当性と信頼性の検討に関して分析を進める。さらに、「女性を中心としたケア」が英語圏、インドネシア語圏、日本語圏の助産ケアの本質を捉える概念かどうかについて分析を行う。
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Research Products
(3 results)