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2012 Fiscal Year Annual Research Report

アドレノメデュリンを用いた多発性硬化症に対する新規治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 24890267
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

北村 彰浩  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80636019)

Project Period (FY) 2012-08-31 – 2013-03-31
Keywordsアドレノメデュリン / 多発性硬化症 / EAE
Research Abstract

申請者は、多発性硬化症のモデル動物であるEAEマウスに、アドレノメデュリンを腹腔内持続投与し、炎症のトリガーとなるT細胞の脳内への移行を阻害することで,新たな治療法の開発を目標に実験に取り組んだ。
まず、EAEマウス作成にあたり適切な条件設定を行った。具体的には、MOGと完全フロイトアジュバントの皮下注射施行箇所(背部または鼠径部)、百日咳毒素(PTX)の投与量(0.2、0.25、または0.3μg)を変更して各5匹づつ施行した。行動評価を行った結果、鼠径部への投与、PTX0.25μg投与が適切と判断した。
次に、同設定でEAEを作成するMOG投与時に、14日間腹腔内持続投与可能な浸透圧ポンプ(Alzet Model 1002)を腹腔内に留置した。ポンプ内にはアドレノメデュリン(50ng/h)または生理食塩水を充填し、二群(各6匹)にわけて行動評価を経時的に施行した。
生理食塩水投与群では、感作10日目頃から脳脊髄炎を発症し、数日の経過で急激に増悪した。一方、アドレノメデュリン投与群では、症状の出現が著明に遅延し、行動評価で有意な改善を認めたが、アドレノメデュリン投与が終了した感作14日目以降で急激に増悪した。
以上より、アドレノメデュリンがEAEマウスでの脳脊髄炎発症に対して行動学的に有意は改善効果を認めた。今後、実験計画にのっとり、組織学的検索、免疫学的検索を行い機序の同定を行う。また、浸透圧ポンプを28日間持続投与(Alzet Model 1004)に変更する。

Current Status of Research Progress
Reason

25年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

25年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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