2012 Fiscal Year Annual Research Report
移動援助動作アセスメントツールのベッド上での移動援助における妥当性・信頼性の検証
Project/Area Number |
24890276
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
田丸 朋子 摂南大学, 看護学部, 助教 (00634940)
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Project Period (FY) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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Keywords | 移動援助 / 腰部負担 / アセスメントツール / 動作解析 / 腰痛 |
Research Abstract |
本研究の目的は、看護師が日常的に行う援助の中で特に腰痛の原因となるといわれている移動援助の、動作時に看護師の腰部にかかる負担を客観的に評価できるアセスメントツール「移動援助動作アセスメントツール(TAMAツール)」を、ベッド上の移動援助全体に対応できるよう、改良・発展させることである。 平成24年度では、学生を対象に先行実験を行っている。実験の結果、援助動作や姿勢のバリエーションが多岐にわたっており、習熟レベルは臨床看護師と大きく異なることが明らかとなった。そのため、現在のTAMAツールを作成した際の結果との整合性のためには、学生のデータと臨床看護師のデータは分けて分析する必要があることが示唆された。今後は、協力病院に依頼し、被験者を選定、データ測定を行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新設大学であるため、研究費交付後の物品購入が大幅に遅れた。また、研究機関の立地や授業カリキュラムの関係で、実験期間を設定することが難しかったため、本年度中に終わるはずであった妥当性の検証実験の実施に至れていない。
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Strategy for Future Research Activity |
随時研究協力施設と打ち合わせを実施し、妥当性の検証実験を実施する。妥当性の検証実験に関しては、当初臨床看護師と看護学生の両方を被験者と考えていたが、それらの分析を分けて行う必要があること、研究の期間が短いことから、どちらか一方のみの実験実施とし、研究期間終了後に研究を継続していくこととする。また、信頼性の検証実験に関しても準備を進めていく予定である。
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