• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2012 Fiscal Year Annual Research Report

アプレピタントがオキシコドンの薬物動態及び有害作用発現に及ぼす影響の検討

Research Project

Project/Area Number 24926010
Research InstitutionHamamatsu University School of Medicine

Principal Investigator

高井 伸彦  浜松医科大学, 医学部附属病院, 薬剤師

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2013-03-31
Keywordsアプレピタント / オキシコドン / CYP3A5
Research Abstract

新規制吐薬アプレピタントは、薬物代謝酵素であるCYP3A4阻害作用により、デキサメタゾンの薬物血中濃度曲線下面積が約2倍に上昇することが報告されている。また、癌性疼痛コントロールに用いられるオキシコドンは、CYP3A4及びCYP3A5を阻害する薬物と併用した場合、オキシコドンのクリアランスが低下することで有害作用が増大することが報告されている。本研究では、オキシコドンの薬物動態及び有害作用の発現に対するアプレピタント及びCYP3A5遺伝子変異による影響を明らかにすることを目的とした。
1.「臨床研究データベース」により、アプレピタント及びオキシコドンを併用した患者を抽出し、電子カルテより排便回数を調査することで、両薬物の併用による影響について検討を行った結果、アプレピタントのみ使用した場合には、アプレピタント使用前後で排便回数に影響を及ぼさないものの、オキシコドン使用下でアプレピタントを併用した場合、アプレピタント併用後に排便回数が減少する傾向がみられた。2.オキシコドン薬物血中濃度の測定条件を見直した結果、測定時間の短縮及び検出感度の改善を得ることができた。3.CYP3A5の遺伝子変異のうちCYP3A5*3について解析し、CYP3A5遺伝子変異やアプレピタント併用によるオキシコドン薬物血中濃度に与える影響を検討すること、及び対象患者に日中の眠気の有無、悪心嘔吐回数、排便回数に関する日誌を配布しデータを収集することについては、医の倫理員会に申請を行い、研究の承認を得て、現在症例集積中である。

URL: 

Published: 2014-07-16  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi