2024 Fiscal Year Comments on the Screening Results
サピエンス数理先史学 ー新人拡散にともなう文化進化モデリング
Project/Area Number |
24H00001
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Specially Promoted Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Humanities and Social Sciences
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
西秋 良宏 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (70256197)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
門脇 誠二 名古屋大学, 博物館, 教授 (00571233)
野林 厚志 国立民族学博物館, 学術資源研究開発センター, 教授 (10290925)
若野 友一郎 明治大学, 総合数理学部, 専任教授 (10376551)
田村 亨 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 上級主任研究員 (10392630)
田村 光平 東北大学, 東北アジア研究センター, 准教授 (60725274)
|
Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2029-03-31
|
Scientific Significance and Expected Research Achievements |
ホモ・サピエンスの旧人新人交替劇の分析では古代ゲノム研究が主流だが、その成果を踏まえつつ、先行プロジェクト「パレオアジア文化史学」で構築されたユーラシア大陸の考古学的情報を数理科学で解析する手法は斬新である。また、古気候データベースや民族誌データベースを解析に組み込むことで新人の人口増加の説明に最適な変数を推定する手法は、先史考古学の方法論として独創的である。東京大学及び名古屋大学所蔵の膨大な西アジア実物資料を優先的に活用できる点も長所として挙げられる。新たな発掘調査から得られる出土資料や古環境データが、上記解析の蓋然性を検討する際の情報として役立つことを期待する。
|