2024 Fiscal Year Comments on the Screening Results
ALICE FoCal 実験で拓く新しい量子色力学と宇宙初期物質QGP誕生の謎
Project/Area Number |
24H00003
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Specially Promoted Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
中條 達也 筑波大学, 数理物質系, 講師 (70418622)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 雄二 国立研究開発法人理化学研究所, 仁科加速器科学研究センター, 先任研究員 (00360545)
蜂谷 崇 奈良女子大学, 自然科学系, 准教授 (10589005)
大山 健 長崎総合科学大学, 工学研究科, 教授 (10749047)
van・Leeuwen Marco 筑波大学, 数理物質系, 教授 (10986045)
Peitzmann Thomas 筑波大学, 数理物質系, 教授 (20986046)
板倉 数記 長崎総合科学大学, 共通教育部門, 教授 (30415046)
平野 哲文 上智大学, 理工学部, 教授 (40318803)
房安 貴弘 佐賀大学, 理工学部, 准教授 (70399210)
下村 真弥 奈良女子大学, 自然科学系, 准教授 (70555416)
Park Jonghan 筑波大学, 数理物質系, 助教 (70983617)
稲葉 基 筑波技術大学, 産業技術学部, 准教授 (80352566)
長名 保範 熊本大学, 半導体・デジタル研究教育機構, 准教授 (00532657)
|
Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2031-03-31
|
Scientific Significance and Expected Research Achievements |
応募者を中心とする日本のグループが主導して開発を推進してきたFoCal検出器は、優れた位置分解能を特徴とし、超前方での光子とジェットの相関測定を可能にすることで、宇宙初期物質クォーク・グルーオン・プラズマの生成機構や量子色力学が予言するカラーグラス凝縮を実験的に解明することが期待される。さらに、超前方での直接光子の測定によって、それまで不可能であった領域の原子核内のグルーオン密度分布の測定が可能になることの学術的意義は大きい。FoCal検出器の建設及び設置から、データ取得、解析、理論研究を包括的に実施する準備が進んでおり、7年間の研究期間において着実に成果を創出できると考えられる。
|