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2024 Fiscal Year Research-status Report

スクールソーシャルワークを基盤としたヤングケアラー支援の地域実践モデルの構築

Research Project

Project/Area Number 24K05460
Research InstitutionNihon Fukushi University

Principal Investigator

原田 康信  日本福祉大学, 社会福祉学部, 助教 (60980612)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 野尻 紀恵  日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (70530731)
Project Period (FY) 2024-04-01 – 2027-03-31
Keywordsヤングケアラー / スクールソーシャルワーク
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、学校と地域での包括的なヤングケアラー支援のあり方について、スクールソーシャルワーカーが軸となり行う支援プロセスの有用性や課題を明らかにすることである。初年度である2024年度は、①国内外の先行研究の収集と検討、②ヤングケアラー支援について先駆的に取り組むイギリスでのフィールド調査、③スクールソーシャルワーカーへのインタビュー調査を行い、その成果を整理し、まとめる作業を実施した。
まず先行研究については、ケアや家庭に関して現代的、かつ構造的な課題としての視点から先行研究の収集と整理を網羅的に行った。さらに海外の取り組みとしてイギリスのヤングケアラー支援について、イギリスの論文や調査レポート、日本の研究者によるイギリスのヤングケアラー支援に関する先行研究を検討した。次にフィールド調査は、イギリスのロンドン郊外のエンフィールド地域の小学校とケアラーズセンターを訪問し、学校長やヤングケアラー支援者、全国的な支援組織であるケアラーズトラストのヤングケアラー支援部門の統括者にヒアリングを行い、その結果についてまとめた。インタビュー調査は、愛知と大阪でヤングケアラー支援に取り組んだ経験のあるスクールソーシャルワーカーを対象に実施した。
また研究メンバー間では、2ヶ月に1回のペースで研究検討会を実施し、調査者の選定や最新の先行研究、施策動向から本研究の意義について再確認と検討を繰り返し、今後の方向性を確認しながら進めた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

先行研究の収集と整理に関しては目処がつき検討に着手している。また、イギリスでのヤングケアラー支援研究に関する論文等の収集と整理に取り組み、かつイギリスでのフィールド調査も実施できた。インタビュー調査は、スクールソーシャルワーカーへのインタビュー調査が当初の計画通り実施できた。今後取り組む教員へのインタビュー調査や国内のフォールド調査の対象者や対象地域もおおむね目処がついている。さらなるデータ収集と、分析視点の展開が見込まれる。

Strategy for Future Research Activity

引き続き先行研究の収集と検討を行う。また、ヤングケアラー施策や福祉分野以外のとくに学校や教員に関する取り組みに関する研究動向にも着目し、本研究を多面的に進めていく。同時に2024年度に実施したスクールソーシャルワーカーへのインタビュー調査の分析考察を行い、年度内に関連する学会で成果発表を行う。
2025年度は、ヤングケアラーに関わった経験のある教員へのインタビュー調査と国内と海外(イギリス)のフィールド調査を実施する。国内のフィールド調査では、行政(こども家庭支援センター等)と教育との連携、地域(社会福祉協議会等)と教育との連携に着目して実施する。また、海外(イギリス)のフィールド調査は、前年度の追加調査としてイギリスでの小中学校と地域のケアラーズセンターとの連携の展開や課題等についてヒアリングを行う。

Causes of Carryover

当初計画では、初年度に国内のフィールド調査を実施するための出張旅費を予算計上していたが、海外調査を優先的に取り組んだため実施しなかった。次年繰り越しとして、国内のフィールド調査に伴う出張旅費として使用する予定である。

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Published: 2025-12-26  

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