2024 Fiscal Year Research-status Report
Research on the improvement of psychological state and brain function through recreational scuba diving
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24K14581
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| Research Institution | Tokyo International University |
Principal Investigator |
麓 正樹 東京国際大学, 人間社会学部, 教授 (40339180)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田井 健太郎 群馬大学, 共同教育学部, 准教授 (00454075)
小川 幸代 東京国際大学, 人間社会学部, 教授 (30409297)
赤池 行平 東京国際大学, 人間社会学部, 准教授 (40615556)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| Keywords | 呼吸法 / スクーバダイビング / 脳機能 / 心理状態 |
| Outline of Annual Research Achievements |
2024年度は、レクリエーショナルスクーバダイビング中のゆっくりとした深い呼吸の継続が、心理状態と脳機能の改善をもたらすとの仮説に基づき、熟練ダイバーを対象にダイビング中の呼吸の特徴、ダイビング前後の気分の変化に対応する脳活動の変化を明らかにすることを試みた。 本年度は、臨海施設の室内において、ダイビング前後の脳波や筋電図、呼吸の測定環境を構築し、また、ダイビング中の顔の動画撮影による呼吸時間の測定方法をほぼ確立した。 ダイビング中の筋電図測定にも成功したものの、呼吸に伴う腹筋筋電図活動と遊泳動作に伴う腹筋筋電図活動の区別が困難なことが課題として残った。また、測定方法の確立に時間を要し、被験者数の確保が思うように進まなかった。少ない被験者数ではあるが、実験結果を学会大会に公表した。内容は以下のとおりである。 被験者は熟練ダイバー4名であった。被験者は最大深度約8mまでの範囲で約30分のダイビングを行った。ダイビング中にデジタルビデオで顔を断続的に撮影し、レギュレーターから漏れでる気泡の持続時間の測定により、呼吸時間を算出した。また、ダイビング前と直後、30分後に心理テスト(POMS)を実施し、脳波の測定も行った。その結果、入水開始直後および離水直前と比べて海底付近を泳いでいる最中の呼吸時間は延長した。心理テストに関しては、ダイビング後に活気の増加と緊張不安の軽減があった。脳波については、ダイビング後にα波帯域のパワーに増加傾向を認めた。以上の結果から、熟練ダイバーのダイビング中には、ゆっくりとした呼吸が行われており、脳波の変化を伴う気分の改善が得られる可能性が示唆された。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は、協力を依頼しているスクーバダイビング会社の臨海施設内において、ダイビング前後の脳波や筋電図、呼吸の測定環境を構築した。また、ダイビング中の顔の動画撮影による呼吸時間の測定方法をほぼ確立した。さらに、無線筋電図センサによるダイビング中の筋電図測定にも成功したものの、呼吸に伴う腹筋筋電図活動と遊泳動作に伴う腹筋筋電図活動の区別が困難なことが課題として残った。また、測定方法の確立に時間を要し、被験者数の確保も課題として残った。
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| Strategy for Future Research Activity |
2025年度は2024年度の実験に基づき、被験者数を増やすとともに、プールでのダイビングに伴う測定を行い、海域での測定との比較を試みる。また、中級ダイバーと初級ダイバーを対象とした、呼吸時間と脳波の測定、および心理テストの実施を予定している。さらに、陸上での呼吸法トレーニングとスクーバダイビングの組み合わせ条件における、呼吸、脳波、心理テストなどの測定にも着手したい。
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| Causes of Carryover |
当初予定していた実験実施に、方法の確立に時間を要し、被験者数の確保が進まなかったことが主な原因としてあげられる。2025年度は、研究内容についての実験を本格的に進める。また、関連する研究の国内外での動向の調査費用、発表を行うための旅費使用、および測定や解析を進めるための物品、謝金使用を予定している。
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