2024 Fiscal Year Research-status Report
実装科学に基づく高齢者向け運動プログラムのスケールアップ戦略とその効果
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24K14783
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| Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
重松 良祐 中京大学, スポーツ科学部, 教授 (60323284)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 順子 国立研究開発法人国立がん研究センター, がん対策研究所, 研究員 (30782354)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| Keywords | 実装研究 / 地域 / 普及 / スクエアステップ / 運動 / 自主活動 / スケールアップ / 戦略 |
| Outline of Annual Research Achievements |
【背景】運動は高齢者の介護予防に役立つため、どの自治体も運動を用いて介護予防事業を進めている。しかしそうした運動プログラムを地域全域あるいは他地域にどのようにスケールアップさせるのかといった戦略は解明されていない。研究代表者らはスクエアステップという高齢者向け運動プログラムを開発し、転倒予防等の効果を報告してきた。また、三重県A市の介護予防事業にスクエアステップを実装し、10年間でスケールアップ(普及拡大)させた。 【目的】本研究では、実装科学に基づくフレームワーク(評価の枠組み)で10年間のスクエアステップのスケールアップ状況を後方視的に調査し、現段階での課題を把握する。その上で、今後のスケールアップ戦略を立案する。 【方法】スケールアップのための枠組みであるWHO/9stepのフレームワークを用いて、研究者で課題を特定した。これに並行して、スクエアステップに携わるA市の関係者(ステークホルダー)にインタビューし、別の視点からみた課題を特定した。ここでのステークホルダーとは、A市および社会福祉協議会、それらの職員、スクエアステップリーダーである。挙げられた課題をステークホルダーとともに絞り込んだ。 【結果】ステークホルダーを対象にしたインタビューを、延べ12回、22名に実施できた。55個の課題が挙げられたが、戦略会議の結果、それらを7つに絞り込むことができた。それらは①休眠リーダーへの再関与支援、②リーダー能力の向上、③スクエアステップの宣伝、④自主活動交付金要綱の改正に大別された。また、これらの戦略展開に際して、アウトプットとアウトカムの測定方法を示すロジックモデルを構築した。 【結論】関係者の実践的な知見に基づく戦略とロジックモデルの立案は、今後のスクエアステップリーダーのさらなる地域展開に向けた重要な足がかりとなる。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当該年度では、スケールアップ戦略の成功/失敗点の把握と改善版の立案を予定していた。先述したように、ステークホルダーを対象にしたインタビューと、戦略会議の2つを予定どおり実施できたことから、概ね順調に進展していると判断した。
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| Strategy for Future Research Activity |
申請書に記述したように、2年目では①A市における戦略展開およびその効果測定、②隣接市(B市)における戦略策定を実施する。B市での戦略策定の際はA市の戦略を参考にするが、両市で共通する戦略と特異的な戦略とに分けられると予想している。これは、A市が10年経過した時点でのスケールアップ戦略であるのに対し、B市ではスクエアステップが適用されて間もない段階でのスケールアップ戦略であることが理由である。 両市の自治体担当者とはすでに打ち合わせを終えており、戦略展開と測定(A市)、戦略策定(B市)の実施について了承を得ている。
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| Causes of Carryover |
当該助成金が生じた状況・・・ほぼ使い切っている。 翌年度分として請求した助成金と合わせた使用計画・・・申請したように戦略展開や測定、戦略策定といった実務のために交通費等として使途する。また、研究知見を専門誌に投稿したり、学会大会で発表するための費用として使途する。
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