2024 Fiscal Year Research-status Report
Contemporary Development of Tourism Mobilities in Eurasia
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24K15547
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| Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
大橋 健一 立教大学, 観光学部, 教授 (70269281)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| Keywords | ユーラシア / ツーリズム・モビリティーズ / 地政学 / ベトナム / 中央アジア |
| Outline of Annual Research Achievements |
現代社会の諸領域に影響を与え、その再構成を促す現象としてのツーリズム・モビリティーズに関する社会理論の深化を目指すため、その最も現代的な状況とメカニズムを解明すべく2020年以降の国際政治社会情勢の中で移動をめぐる重要な地政学的ホットスポットとなっているユーラシアを対象とした調査研究を行った。 具体的には、ユーラシアのツーリズム・モビリティーズにおいて顕著な動きを示す中央アジアに着目し、さらに中央アジアとの移動の相互連関を近年急速に高めるベトナムを対象に加え、これらの複数地点及びその間で展開するツーリズム・モビリティーズの動態の観察・記述・析出作業を行った。 特に研究初年度である本年度は、ユーラシアにおけるツーリズム・モビリティーズの重要な結節点としてベトナム・ニャチャンを捉え、調査研究のメイン・フィールドとして位置付けた上で、3回の現地調査を実施し、ニャチャンをめぐるツーリズム・モビリティーズの動態及び中央アジアとの間の移動の重要性を解明した。他方、中央アジアでの今後の調査研究の展開を図るべく、その準備作業としてウズベキスタン及びキルギスの関連研究機関・研究者との研究打ち合わせを実施し、今後の研究の展開可能性を検討した。 これらの調査研究作業を通して、本研究課題に関する知見が蓄積され、解明すべき問題の焦点がより明確化され、次年度以降の調査研究作業の見通しを得ることができた。また、研究の成果の一部を国内研究会及び国際学会において報告発表した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ユーラシアにおけるツーリズム・モビリティーズの動態を観察するメイン・フィールドとしてベトナム・ニャチャンを設定し、3回にわたる現地調査を実施したことにより、中央アジアからニャチャンへの観光に関わる多様で複雑な移動の実態とその特性を把握することができた。また、中央アジアの研究機関・研究者との研究打ち合わせを実施し、研究の方向性や今後の展開可能性について検討を進めることができた。さらに、国内研究会での報告発表はもとより、国際学会での報告発表を行い本研究計画において重視した研究成果の積極的な国際的発信に努めることができた。これらから本研究はおおむね順調に進展していると認識している。 なお、ユーラシアにおけるツーリズム・モビリティーズの結節としてのニャチャンにおける移動の動態の解明は進展したものの、中央アジアをめぐるツーリズム・モビリティーズの動態の現代的状況とメカニズムをさらにグローバルな広がりの中で把握する作業は依然重要な課題であり、次年度以降積極的に取り組みたい。
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| Strategy for Future Research Activity |
今後は、これまでの調査研究から得られた成果を踏まえ、さらなる研究内容の深化を図るため、以下の調査研究を実施するとともに、研究成果の発表・発信に努めることとしたい。 ユーラシアにおけるツーリズム・モビリティーズの動態観察のためのメイン・フィールドに設定したベトナム・ニャチャンは、依然として流動的な国際政治社会情勢の中で動態的なツーリズム・モビリティーズが展開する重要な結節点であるため、ニャチャンにおける現地調査を継続し、その変動の動態をさらに観察・記述・析出する。同時に、中央アジアをめぐるツーリズム・モビリティーズの動態の現代的状況とそのメカニズムを把握・解明するため、その動向が顕著である中東地域等で現地調査を実施し、ユーラシア的広がりの中でツーリズム・モビリティーズを検討するための知見を蓄積し、それらを踏まえた上でニャチャンで得られた調査結果の位置付けをさらに深く分析する。 また、これらの過程で得られた成果を国際学会等で発表する。
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| Causes of Carryover |
本年度は、研究対象とする現象を集約的に観察・把握するためのフィールドとしてのベトナム・ニャチャンでの調査研究を集中的に実施したため、現地調査のための旅費等経費が当初見込みより比較的低く抑えられることとなり、次年度使用額が発生した。 本年度発生した次年度使用額は、ニャチャンにおける現地調査の継続とともに次年度予定する中央アジアをめぐるツーリズム・モビリティーズのグローバルな展開の動態把握のための現地調査(中東地域等での実施を想定)に必要となる旅費の一部として使用し、研究のさらなる進展を図る計画である。
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| Remarks |
大橋健一「ニャチャンにおけるロシア語話者コミュニティの動態」富山大学GRASS、2024 Kenichi OHASHI, Tourism Mobilities and Cultural Dynamics in Contemporary Society. Silk Road Int'l Univ. of Tourism and Cultural Heritage,ウズベキスタン,2024(招待講演)
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