2024 Fiscal Year Research-status Report
アジアにおける司法と宗教の絡み合いと法宗教学の構想―インドとタイとの比較を通じて
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24K21351
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| Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
田中 鉄也 中京大学, 国際学部, 准教授 (60736982)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡部 真由美 中京大学, 現代社会学部, 准教授 (40595477)
浅野 宜之 関西大学, 政策創造学部, 教授 (50321097)
西澤 希久男 関西大学, 政策創造学部, 教授 (50390290)
井田 克征 中央大学, 総合政策学部, 准教授 (60595437)
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| Project Period (FY) |
2024-06-28 – 2027-03-31
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| Keywords | 上座仏教 / ヒンドゥー教 / 法と宗教 / 法宗教学 |
| Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、全体研究会とフィールドワークを実施した。
(1)全体研究会:全3回の研究会を実施した。①2024年7月29日;判例からみた法と宗教の関係、②2024年8月24日~25日;インドとタイにおける法と宗教の絡み合い、③2025年3月2日;インド憲法からみた信教の自由と政教分離。
(2)フィールドワーク・法資料研究:全体研究会での議論を踏まえつつ、各メンバーがフィールドワーク・法資料研究を実施した。①田中はインドのヒンドゥー寺院を対象に寺院の管理権に関するフィールドワークを行い、裁判に登場する宗教的慣習に関する判例収集を行った。②浅野は、インドのアヨーディヤー判決に関する判例収集と、礼拝の場に関する法資料研究を行った。③井田は、インドで反迷信を掲げる団体を対象にフィールドワークを行い、悪霊払いと魔女狩りをめぐる文献研究を行った。④西澤は、タイの民商法典の比丘財産の取り扱いに関する判例収集を行い、比丘財産制限に関する法資料研究を行った。⑤岡部は、アメリカと日本で、タイ上座仏教の寺院や僧侶組織を対象にフィールドワークを行ったほか、タイの上座仏教とその財に関する文献研究を行った。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度の最重要目的は、先行する関連研究を整理しながら、「法と宗教との絡み合い」を分析するための研究視座を確立すること、そしてメンバーが各々の調査地で行ってきた研究を、この問題枠組みに従い、比較できるように照らし合わせることにあった。この目的は、全3回の研究会において十分に達成することができた。
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| Strategy for Future Research Activity |
今後は、これまでの研究会での成果に基づいて、メンバーはフィールドワークおよび文献研究を継続し、さらにその成果を国内研究会において共有し、研究成果のアウトリーチを行う。国外の学会発表や論集執筆といった更なる研究成果発表についての議論も開始する。
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| Causes of Carryover |
初年度に、挑戦的萌芽の研究費の交付時期が8月となり、研究費の執行できる期間が想定より短くなってしまったために、次年度使用額が生じた。ただし次年度は交付時期がより早くなるために、十分執行可能な時間を確保できる。 分担者のうち一名はアメリカでの在外研究、二名は勤務機関で各部局責任者への就任も重なり、当初の予定より調査地への海外出張が行えなかったが、次年度では前者は在外研究を終え、後者らは学務との調整を図ることで、各々がその分を繰り越して次年度に執行する予定である。
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