2024 Fiscal Year Research-status Report
Exploring Multimodal Ethnography in Anthropology Using Serious Games
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24K21396
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| Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
SHIN Juhyung 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 研究員 (00907355)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 さやか 立命館大学, 先端総合学術研究科, 教授 (40582656)
新井 一寛 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 研究員 (50464590)
中村 寛 多摩美術大学, 美術学部, 教授 (50512737)
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| Project Period (FY) |
2024-06-28 – 2027-03-31
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| Keywords | シリアスゲーム / マルチモーダル・エスノグラフィ |
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、シリアスゲーム(以下、SGs)の理論および方法を応用し、文化人類学とゲーム研究の接合点において、新たな方法論的アプローチとしてのSGマルチモーダル・エスノグラフィの可能性を探究することを目的とする。SGsとは、エンタテインメント性のみならず、教育、医療、トレーニング、社会運動など多様な分野に活用されるゲームを指す。 2024年度は、研究基盤の整備に重点を置き、以下の取り組みを実施した。まず、マルチモーダル・エスノグラフィに関する国日本内外の先行研究を整理し、デジタルメディアを通じた人類学的知識構築の方法論的可能性について検討を進めた。あわせて、SGsを活用したマルチモーダル・エスノグラフィのプロトタイプ制作に向け、研究対象および理論枠組の整理を行った。特に、「没入」、「相互作用」、「物語性」など人々の体験に深く関与するゲームの構成要素に着目し、既存のSGsの収集と分析を進めた。 さらに、2024年度には、主に日本をはじめとする東アジア地域で制作されたSGsを調査対象とし、ゲーム開発者や関連団体に対する現地調査および聞き取り調査を進めた。具体的には、調査対象作品のテーマ設定、開発者および関係機関との連携、ゲームにおける再現表現の構造的特徴の検討、ならびに取り上げるテーマに対する倫理的配慮とその実践的工夫など、プロトタイプ制作に向けた調査および準備作業を段階的に進めた。これらのことが2024年度において大きな成果として挙げられる。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2025年に実施を予定している、SGsを用いたマルチモーダル・エスノグラフィのプロトタイプ制作に向けた準備は進行しており、関連する調査データおよび分析内容も一定程度整理されつつある。
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| Strategy for Future Research Activity |
2025年度においては、これまでの準備成果を踏まえ、調査および制作活動を段階的に進めていく予定である。まず、マルチモーダル・エスノグラフィのプロトタイプのテーマに関連する現地調査を実施するとともに、シリアスゲーム(SG)の制作現場および関連コミュニティを対象とした調査を行い、文化的・社会的文脈の把握を試みる。次に、得られた知見をもとに、映像・音声・インタラクティブ要素を組み込んだマルチモーダル・エスノグラフィのプロトタイプ制作に着手し、文化人類学における記述および表現の方法論的可能性を検討する。
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| Causes of Carryover |
研究分担者等によるフィールドワークのスケジュール変更に伴い、データの収集は2025年に実施されることとなった。そのため、当該予算の執行については、翌年度分として請求したい。また、2025年度には、研究テーマの整理および分析を進めるとともに、海外学会への参加費等としても当該予算を活用したいと考えている。
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