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2024 Fiscal Year Research-status Report

ICTを用いた活動ペーシング:がん関連倦怠感を乗り越える自己管理戦略の開発

Research Project

Project/Area Number 24K22219
Research InstitutionNational Center for Global Health and Medicine

Principal Investigator

清水 陽一  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, 国立看護大学校, 講師 (50791935)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 華井 明子  千葉大学, 大学院情報学研究院, 准教授 (60826220)
細川 舞  岩手県立大学, 看護学部, 准教授 (70760908)
街 勝憲  国立研究開発法人国立がん研究センター, がん対策研究所, 研究員 (80838219)
Project Period (FY) 2024-06-28 – 2027-03-31
Keywordsがん関連倦怠感 / アクティビティペーシング法
Outline of Annual Research Achievements

がん関連倦怠感に対してガイドライン上では身体活動・運動が推奨されている一方で、臨床では活動と休息のバランスを考慮して生活設計を行うアクティビティペーシング法(AP)が用いられている。今後の介入プログラムの開発の基礎資料とするために、がん関連倦怠感に対するAPのタイミング、行動変容技術を整理することを目的にシステマチックレビューを実施した。PubMed、CINAHL、CENTRAL、医中誌を用いてがん患者を対象とし、APの介入研究について文献検索を行った。抽出データは、がん治療の内容、APによる介入方法、評価尺度などとし、介入内容は行動変容技術分類で評価した。文献検索により1122件の文献が見つかり、スクリーニングの結果、採用文献は10件(ランダム化比較試験(RCT)7件、前後比較試験が3件)であった。RCTで統計学的に効果があると判定された文献は3件であった。全文献が積極的な治療中のがん患者を対象とし、がん薬物療法導入時のAPが多く、終末期を対象としたものはなかった。評価尺度はRevisedPiper Fatigue Scale、Brief Fatigue Inventory 等であった。APで用いられた行動変容技術は、[行動目標の設定]、[ソーシャルサポート]、[段階付け]が全文献に共通し、[行動方法の情報提供]、[セルフモニタリング]、[陰性感情の管理]も多かった。がん薬物療法中に生じるがん関連倦怠感に対してAPの有効性が示唆され、行動変容技術としては[行動目標の設定]、[ソーシャルサポート]、[段階付け]を含んでいた。今後これらを踏まえたプログラムを設計することで対象範囲の拡大や効果の向上が期待される。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

プログラムの開発に向けて、介入プログラムの構成要素を決める重要なプロセスである。効果的なプログラム開発のために先行研究のシステマティックレビューを行い、外せない構成要素、改善の余地がある構成要素等について議論を行っている。また、ICT活用のため使用可能な媒体の検討を重ねている段階であり、全体の進捗としては概ね予定通り進捗していると考えている。

Strategy for Future Research Activity

基本的な介入プログラムの構成要素の議論を重ねているが、介入プログラムの実行可能性や安全性の確認、効果的なプログラム構築のために、パイロット研究が必要であると考えている。そのため、当初は乳がんのがん薬物療法を受けている患者を対象に介入研究を想定していたが、乳がんのがん薬物療法を受けている患者を対象とした研究の前に、健康な対象者もしくは治療を終えられている乳がんサバイバーを対象とした予備的な研究が必要と考え、計画を考案中である。

Causes of Carryover

介入プログラムの作成にあたり効果的なプログラム構成を考案するためにシステマチックレビューとメタアナリシスを先行したこと、介入後のアウトカムの測定に使用する機器について複数案での検討が必要であったこともあり、プログラムの開発及び機器購入に必要な経費が2024年度には計上するに至らなかったため、次年度への繰り越しとなった。
2025年度、2026年度に英文投稿、海外学会での演題発表、プログラムの開発、アウトカム測定の機器の購入を予定しており、計画的に使用し成果に繋げていく予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2025

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] がん関連倦怠感に対するアクティビティペーシング法の効果と行動変容技術分類:システマチックレビュー2025

    • Author(s)
      清水陽一, 街勝憲, 華井明子, 細川舞
    • Organizer
      第30回日本緩和医療学会学術大会

URL: 

Published: 2025-12-26  

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