2017 Fiscal Year Annual Research Report
Establishment and Development of Urban History in Japan
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25220909
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
伊藤 毅 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 名誉教授 (20168355)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
樺山 紘一 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 名誉教授 (30027544)
吉田 伸之 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 名誉教授 (40092374)
陣内 秀信 法政大学, その他部局等, 名誉教授 (40134481)
高橋 康夫 京都大学, 工学研究科, 名誉教授 (60026284)
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Project Period (FY) |
2013-05-31 – 2018-03-31
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Keywords | 都市史 / 領域史 / 荒涼地 / 島嶼 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は、研究成果の総まとめとして2018年3月に大規模な国際集会を開催し、本基盤研究で得られた「都市史から領域史へ」という重要課題について諸外国の都市史研究者およびわが国の都市史研究者を招聘して成果の発信および共有をはかった。またさまざまなプロジェクトの形のある成果物として、伊藤毅編『フエ-ベトナム都城と建築』(中央公論美術出版、2018年)、伊藤毅企画編集・樺山紘一他著『東京大学が文京区になかったら』(NTT出版、2018年)、本研究で創設された都市史学会の総力を挙げて編集に取り組んできた都市史学会編(編集委員会委員長伊藤毅)『日本都市史・建築史事典』(丸善出版、2018年)などの書籍が目白押しで刊行された。 また上記の出版物以外にも伊藤毅編『オランダ・フリースラントの建築・都市・領域』(中央公論美術出版、2019年度中刊行予定)、同『イタリアの中世都市-アゾロの建築・都市・領域』(鹿島出版会、2019年度中刊行予定)、『都市空間史入門』(東京大学出版会、2020年度刊行予定)などの成果物の編集も順調に進んでいる。 また最終年度における「都市史から領域史へ」という新テーマの準備作業にも布石を打ち、領域史研究のための島嶼研究、荒涼地研究の具体的な素材として、アイスランド調査、アンティル諸島について研究情報を収集し分析を加えた。この成果は2019年度日本建築学会大会(北陸)建築歴史意匠委員会研究協議会にて、伊藤毅が「領域史と都市」というテーマで論ずる予定である。 以上を要するに過去5年度に及ぶ都市史学の確立・展開を目指した総合研究は大きな成果をあげ、次なるステップへと移行しつつある。
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Research Progress Status |
平成29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)