2016 Fiscal Year Annual Research Report
On-orbit Observation of Charging and Arcing Phenomena by a Nano-Satellite for Realization of High Voltage Space System
Project/Area Number |
25220915
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
趙 孟佑 九州工業大学, 大学院工学研究院, 教授 (60243333)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
豊田 和弘 九州工業大学, 大学院工学研究院, 准教授 (10361411)
増井 博一 九州工業大学, 大学院工学研究院, 助教 (30437793)
奥山 圭一 九州工業大学, 大学院工学研究院, 教授 (30442461)
岩田 稔 九州工業大学, 大学院工学研究院, 准教授 (80396762)
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Project Period (FY) |
2013-05-31 – 2018-03-31
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Keywords | 航空宇宙環境 / 衛星帯電 / 小型衛星 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年2月17日に打ち上げられた鳳龍四号の軌道上実験と地上での検証実験を行った。 DISミッションについて、放電発生箇所と電流波形の違いについての軌道上データを取得し、論文として発表した。また、多チャンネルオシロスコープの実証を行い、電圧と電流の波形を同時に取得することに成功した。HVSAミッションについて、異なるタイプの太陽電池アレイの軌道上放電実験を行い、放電頻度の違いについてデータを取得した。DISとHVSAミッションについて、真空チャンバー内に太陽電池サンプルをおいて放電させる地上検証試験を繰り返した。DLPミッションについて、軌道上データを取得し、軌道上での動作を確認した。PECミッションについて、軌道上データを取得し、3つのサンプルからの光電子放出電流を測定した。INKミッションについて、軌道上でのイメージデータを蓄積している。VATミッションを実施し、アークイグニッションのための放電発生を確認し、他システムへのノイズの影響がないことを確認した。 衛星バス機器の軌道上データを取得した。蝕の前後で衛星搭載コンピュータにリセットがかかることが判明した。衛星搭載電子部品の放射線試験・熱試験を地上で実施したが、未だ原因は不明である。衛星のミッション遂行に問題はないが、衛星運用に関するあらたな知見が得られる可能性がある。バッテリについて、80度近い異常な高温状態が周期的に現れるが、その原因についても不明である。しかしながら、バッテリの健全性は確保されている。 地球撮影を行い、300枚以上の写真を撮影して、ネット上で公開した。宇宙からの音楽配信イベントを行った。 鳳龍四号の地上試験について、試験を実施する過程でいかにして不具合を見つけ出していったかをまとめ、シミュレーションとの比較を行った。Lessons Learnedを行い、新衛星プロジェクトの運営に活かしている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
衛星は打ち上げ後一年たった今も動作している。各ミッションを着実に実施しており、研究成果も論文として出始めている。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度であるので、衛星の運用を続け、全ミッションを実施する。衛星は後期運用に入っており、ハイリスクなミッションであっても、積極的に実施し、できるだけ多くの成果を得て、論文にまとめ、発表する。 鳳龍四号の後継機の構想をまとめ、平成30年度からの科研費特別推進又は基盤研究Sに応募する。
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Research Products
(17 results)