2017 Fiscal Year Annual Research Report
Basic study of biofilm control by using bacterial signals
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25241020
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| Research Institution | University of Tsukuba |
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Principal Investigator |
野村 暢彦 筑波大学, 生命環境系, 教授 (60292520)
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| Project Period (FY) |
2013-10-21 – 2018-03-31
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| Keywords | 活性汚泥 / 細菌シグナル / 窒素代謝 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
今まで、ブラックボックスであった活性汚泥において、微生物コミュニケーションが存在し、さらにそれを踏まえた新しい制御が可能であることを科学的に立証し、活性汚泥など複合微生物系の革新的制御法開発の一つの扉を開くことを目的とする。具体的には、COCRMイメージング技術等を用いて、（実環境サンプルである）活性汚泥での微生物コミュニケーション制御および微生物ネットワークの解明を行う。COCRMはバイオフィルムの立体構造を生きたまま無処理(非破壊／非侵襲／非染色／非形質転換(GFP))で観察かつ定量を可能にするため、対象微生物が限定されず、さらに複合系微生物バイオフィルムの経時観察・定量も可能にする技術である。また、従来の蛍光タンパク質観察技術（あるいは蛍光染色等）を組み合わせて使用することにより、バイオフィルムの構造及びその内部の１細胞の3 次元的局在遷移を継時的に簡便に解析することも可能である。すでに細菌の窒素代謝の制御にかかわることが明らかにされている細菌シグナルAHLに着目して、そのレポーター株を作製し、活性汚泥内での挙動を調べた。その結果、活性汚泥内でAHLレポーター株の蛍光の発現が確認され、つまり、活性汚泥中でのAHL生産菌の存在が示された。これにより、活性汚泥内では、AHLなどの細菌シグナルにより窒素代謝が制御されていることが強く示唆された。本成果に、水処理関連企業が興味を持ち連携を行う事になった。
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| Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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| Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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