2016 Fiscal Year Annual Research Report
Studies on the diversities and multiplicities of Christian Societies in Medieval and Early Modern Times
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25244035
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
甚野 尚志 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90162825)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大稔 哲也 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (10261687)
平山 篤子 帝塚山大学, 経済学部, 教授 (20199102)
踊 共二 武蔵大学, 人文学部, 教授 (20201999)
三浦 清美 電気通信大学, 情報理工学域, 教授 (20272750)
印出 忠夫 聖心女子大学, 文学部, 教授 (30232721)
青柳 かおり 大分大学, 教育学部, 准教授 (30634696)
太田 敬子 北海道大学, 文学研究科, 教授 (40221824)
根占 献一 学習院女子大学, 国際文化交流学部, 教授 (50208287)
関 哲行 流通経済大学, 社会学部, 教授 (60206620)
網野 徹哉 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (60212578)
大月 康弘 一橋大学, 大学院経済学研究科, 教授 (70223873)
疇谷 憲洋 大分県立芸術文化短期大学, その他部局等, 教授 (80310944)
皆川 卓 山梨大学, 総合研究部, 教授 (90456492)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | キリスト教 / 宗派化 / 宗教改革 / カトリック教会 / 異端 / 布教 / 政治思想 / 修道会 |
Outline of Annual Research Achievements |
本科研では今年度も、中近世キリスト教世界の政治権力構造の特徴に関して、考察対象をヨーロッパのみならずそれ以外のキリスト教世界(アメリカ大陸、地中海・中東世界、アジア世界)に拡大し分析してきた。とくにキリスト教諸宗派が中世から近世にかけて、どのようにして地域権力の確立や社会組織の形成に寄与したかを考察した。 今年度もヨーロッパ史研究者が中心となり、中近世ヨーロッパにおけるキリスト教会の多元性や宗派化の実態を考察し、そこから他のキリスト教世界と比較しうる視座を構築することを目指し、様々なシンポジウムや研究会を実施した。その主要なものとしては、(1)2016年5月22日に慶應義塾大学で開催された第66回日本西洋史学会で行ったシンポジオウムが挙げられよう。それはテーマが「長い「宗教改革」か? 長い「中世」か? ヨーロッパ中近世の教会改革と社会」と出され、大貫俊夫(岡山大学)改革修道制におけるカリスマと文書主義シトー会と隠修士運動をめぐる一試論」、図師宣忠(近畿大学)「異端審問官=托鉢修道士による情報伝達審問記録の作成・利用・管理をめぐって」、踊共二(武蔵大学)「宗教改革・人文主義・中世思想ラディカルリフォメーション研究の視点から」の三報告がなされた。(2)国際シンポジウムとしては、2016年11月25-26日にイタリアのトレントにあるブルーノ・ケスラー財団イタリア・ドイツ歴史研究所で開催されたシンポジウム「中近世の宗教史-ヨーロッパと日本からの視角:第三回ワークショップ」Medieval and Early Modern Religious Histories: Perspectives from Europe and Japan,Third Meetingで科研メンバー5人が「宗教と暴力」に関する共通テーマで報告を行ったことが特筆に値する。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(14 results)