2014 Fiscal Year Annual Research Report
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25245004
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Research Institution | Okinawa University |
Principal Investigator |
田里 修 沖縄大学, 法経学部, 教授 (40179685)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢野 達雄 広島修道大学, 法学部, 教授 (00136300)
青嶋 敏 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (10202483)
奥山 恭子 横浜国立大学, その他部局等, 名誉教授 (50214086)
林 研三 札幌大学, 公私立大学の部局等, 教授 (60218568)
森 謙二 茨城キリスト教大学, 文学部, 教授 (90113282)
牧田 勲 摂南大学, 法学部, 教授 (90209403)
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Project Period (FY) |
2013-10-21 – 2017-03-31
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Keywords | 横内家史料 / 近代沖縄県 / 地方制度 / 土地制度 / 租税制度 |
Outline of Annual Research Achievements |
横内家史料は、滋賀県出身で明治時代に沖縄県に赴任した横内扶が残した史料である。横内は明治から大正にかけて沖縄県の官吏として知事の秘書官の役割も果たした人物であり、横内家史料には知事の挨拶文原稿など貴重なものが少なくない。横内扶はその後、これらの原本史料や完本史料など約2万点を満州へ運び、その後滋賀へ持ち帰ったのである。 沖縄戦により明治から大正、昭和、そして戦後にかけての史料が皆無と言っていい沖縄県において、これらの横内家史料はかけがえのない史料といってよい。1990年代にこれらの史料は遺族のご好意により那覇市に寄贈されることとなった。しかし原本史料などは損傷が著しいものもあり、長い間、非公開となっていた。研究代表者は那覇市の歴史資料室のご協力を得てこれらの史料をマイクロ化するとともに将来的に公開を目指していきたいと考えるものである。 2014(平成26)年度も基本的に那覇市歴史資料室の協力で2034点の史料をマイクロ化することができた。これらの史料は近代沖縄県の貴重な史料であり、マイクロ化により今後、研究者はもとより市民にも公開できることになるであろう。史料はマイクロ化するとともに、紙媒体、およびCDロム化も行った。CDロムは研究代表者と研究分担者にも配布されている。 研究代表者と研究分担者は2014年8月と2015年2月に沖縄大学において研究会を開催し、分担者はその前後の期日に那覇市歴史資料室を中心に調査、資料収集を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
県内にはマイクロ化できる会社が減少しており、現在1社に近い状態である。マイクロ化は史料の整理、目録確認作業の後、業者選定、作業開始と例年夏頃になっており、そのため進捗が遅れがちである。CDロム化を考えると、当初からインターネット利用を考えた方がよかったのかもしれない。
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Strategy for Future Research Activity |
2015年度及び2016年度も当初の予定通りマイクロ化を進めていく予定である。
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