2015 Fiscal Year Annual Research Report
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25245004
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Research Institution | Okinawa University |
Principal Investigator |
田里 修 沖縄大学, 法経学部, 教授 (40179685)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢野 達雄 広島修道大学, 法学部, 教授 (00136300)
青嶋 敏 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (10202483)
奥山 恭子 横浜国立大学, その他部局等, 名誉教授 (50214086)
林 研三 札幌大学, 公私立大学の部局等, 教授 (60218568)
森 謙二 茨城キリスト教大学, 文学部, 教授 (90113282)
牧田 勲 摂南大学, 法学部, 教授 (90209403)
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Project Period (FY) |
2013-10-21 – 2017-03-31
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Keywords | 杣山払い下げ / 奈良原繁 / 沖縄県 / 土地制度 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は横内家文書のほぼ全体の史料文書のマイクロ化をおえることができた。手紙類、文書類や完本類などほぼすべておえることができた。今後は残された2016年度で、横内の出身地である岐阜側の史料とされている史料の中に沖縄関係の史料が混在していないか確認することと、草書史料の文字起こしを行って行きたい。 2015年度も8月と2月に沖縄大学において研究会を開くことができた。各自の研究課題を報告するとともに横内家史料について分析することができた。研究代表者についていえば明治41年3月6日付けの当時の沖縄県知事奈良原繁が本人宛に国有林野払い下げ願いの許可書が見つかった。奈良原はこの年7月14日に県知事を辞し沖縄を離れている。この史料は文書番号3258で①封筒②委任状③奈良原繁への八重山の土地払い下げ④山林払い下げ代金返納額⑤山林払下願⑥八重山土地払い下げに関する横内扶宛奈良原繁書簡からなる明治41年3月から5月にかけての史料である。奈良原の杣山払い下げについては詳細は不明なところが多かったが、今回これらの史料からその一端が明らかになるであろう。 2016年度にはこれらの史料の解明を進めて、史料に出てくる国有地払い下げ現地確認を始め多くの史料の分析を進めて行きたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
上記の通り史料群のマイクロフィルム撮影と紙焼き化およびフイルムのCD化はほぼ完了することができた。今年度は草書の楷書起こしや、史料の活字化を中心に行うことができる。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は前述のように史料の中の草書の楷書への文字起こしや、史料の活字化を進めて行きたい。また8月と来年2017年2月に沖縄大学で研究会を開き、その前後に研究分担者は史料の収集などを行う予定である。
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