2013 Fiscal Year Annual Research Report
日・米・欧企業におけるオープン・イノベーション活動の国際比較
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25245053
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Research Institution | Gakushuin University |
Principal Investigator |
米山 茂美 学習院大学, 経済学部, 教授 (30258496)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡部 俊也 東京大学, 学内共同利用施設等, 教授 (00334350)
福島 英史 法政大学, 経営学部, 教授 (20313439)
真鍋 誠司 横浜国立大学, その他の研究科, 教授 (10346249)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | イノベーション / 研究開発 / コラボレーション / 国際比較 / 国際情報交換 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究の初年度である平成25年度は、前半(4月~8月)に主としてオープン・イノベーションに関する既存研究の包括的なレビューを行い、本研究の目的に関連するこれまでの研究成果を体系的に整理した。そこでは、近年オープン・イノベーションに関する研究が急速に増加し、研究の視点も大きく広がっている一方で、基礎研究から応用研究、開発に至るイノベーションプロセスのステージごとの連携の異同や、オープンとクローズドとの中間に位置するグループ企業との連携とその有効性等について必ずしも十分に検討されてこなかったこと改めて確認された。また、そうした既存研究のレビューと並行して、後半のヒアリング調査に向けた対象企業の選定のための事例の検討を行った。 後半(9月~12月)には、実際の企業でのオープン・イノベーション活動への取り組み状況やそこでの課題等を把握するために、日本企業8社、米国企業の日本法人2社へのヒアリング調査を実施した。欧米企業については、実際に現地での訪問が実現できなかったが、外部刊行資料を中心にその活動への取り組みや特徴の整理に努めた。その後、1月~3月には既存文献のレビュー及びヒアリング調査等の結果を踏まえて、次年度実施予定の質問票調査の基礎となる研究仮説や質問項目の検討を行った。年度末の3月には、カリフォルニア大学バークレー校を訪問し、米国およびドイツの研究協力者と研究仮説や質問項目に関する打ち合わせを実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度の研究においては、研究代表者の入院の影響もあり、特に後半にかけて集中的に実施予定であった企業へのヒアリング調査のうち、欧米企業への現地訪問が実施できなかったが、それ以外はおおむね予定通りの進捗であった。 欧米企業へのヒアリング調査は、外部刊行資料の整理を通じて一定程度補うことができた。また、研究費の繰越申請を行い、次年度に可能な限り企業ヒアリングを実現できるように計画の再調整を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度(平成26年度)の最大の目標は、今年度末に準備を開始した国際質問票を海外の研究協力者との協力のもとに完成させ、それを実施していくことにある。すでに、海外の研究協力者とは研究仮説や質問項目の内容について一定の同意を得ているので、できるだけ次年度の前半までには質問票を完成させ、後半の実施にこぎつけたい。 研究遂行上、一つの懸念は質問票調査の回収率である。日本企業だけでなく、欧米企業からもより多くの回答を得るために、質問票の分量の調整や実施のタイミング等に留意したい。
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Research Products
(7 results)