2015 Fiscal Year Annual Research Report
ナノフォトニクス、画像認識技術、金属錯体の融合による菌類同定システム研究
Project/Area Number |
25246033
|
Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
粟津 浩一 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 電子光技術研究部門, 研究部門付 (60356392)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村川 正宏 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 人工知能研究センター, 研究チーム長 (10358153)
島 隆之 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 電子光技術研究部門, 主任研究員 (10371048)
藤巻 真 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 電子光技術研究部門, 研究グループ長 (10392656)
野里 博和 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 人工知能研究センター, 主任研究員 (40435764)
園田 与理子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 電子光技術研究部門, 主任研究員 (70357333)
坂無 英徳 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 人工知能研究センター, 主任研究員 (80357102)
高橋 栄一 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 人工知能研究センター, 研究センター付 (80357368)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 光ディスク / センサー / HLAC / 金属錯体 |
Outline of Annual Research Achievements |
光ディスクチームでは、光ディスク面内での位置情報を高精度に決定する技術をベースに、光走査によって得られる菌イメージングの高精細化を検討した。また同種であっても菌形状は一様でないため、イメージングの数を大幅に増やすことで、パターン認識による菌同定の精度向上に寄与する。また蛍光検出のための光学系を高感度化する改善を行い、個々の菌からの蛍光計測を光ディスク回転中に行えるようにした。過去の実験結果から、蛍光剤(及び菌)は凝集する傾向があるが、より菌個々に分散するよう、乾燥方法を含む実験手順の見直しを図った。形状認識と蛍光計測の両結果を総合的に判断して菌の有無及び種類を適切に同定できる仕組みを構築した。 発光材料研究チームでは大腸菌、カンピロバクター、黄色ブドウ球菌に特異的に結合して発光する材料を製作し、発光波長や発光寿命等の特性解析を行った。これまでに上記菌類への認識能を有する新規発光材料(金属錯体)を開発している。H27年度は、発光材料の親水性の向上及び水系での凝集防止、菌類に結合時の発光強度の増大を目標に発光部位の改良を行った。 パターン認識研究チームでは、菌イメージの計数・同定技術に関するこれまでの研究をさらに推し進めて高速化や高精度化を図るだけでなく、他2チームの新方式により得られる多くのイメージを用いて信頼性の検討も行った。すなわちH27年度は、引き続き光ディスクチームが収集する大規模な菌イメージデータに対する画像認識技術の精度向上を進めるとともに、新たに発光材料研究チームが取得した発光データに対する解析技術のフィージビリティスタディに着手した。
|
Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(1 results)