2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25248011
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
大須賀 篤弘 京都大学, 理学研究科, 教授 (80127886)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | サブポルフィリン / ポルフィリン / 機能性色素 / 芳香族性 / 官能基修飾 / 二量体 / 光物性 / 電気化学物性 |
Research Abstract |
高いポテンシャルを持つ機能性色素であるサブポルフィリンの化学の研究を行った。ジアリールトリピランとC1アシルユニットとの反応によるサブポルフィリンポルフィリンの合成収率が向上した。また、本反応は、非対称置換サブポルフィリンの合成法としても優れていることを示した。次に、メゾフリーサブポルフィリンから得られるメゾブロモサブポルフィリンへBuchwald反応を適用することによりアミノ基の導入に成功し、続いて、酸素、硫黄、リンなどのヘテロ原子をメゾ位に導入したサブポルフィリンの合成にも成功した。更に、メゾブロモサブポルフィリンの還元的カップリングにより、メゾーメゾ結合サブポルフィリン2量体の合成に成功した。その電子物性を詳しく調べたところ、メゾーメゾ結合ポルフィリンとは異なり、2つのサブポルフィリン間の電子的相互作用が強く、あたかも一つのクロモファーのような物性を持つことが分かった。 B―C結合をもつサブポルフィリンの合成を行った。B―メトキシサブポルフィリンと様々なグリニャール試薬との反応により、フェロセンやジメチルアニリンをB―C結合を介して結合したサブポルフィリンを合成したところ、分子内電子移動により、蛍光消光することが分かった。 サブポルフィリンの基本物性の解明として、メゾアリール基の回転と置換基上のオルト置換基の大きさの関係を調べた。メトキシ、エトキシとオルト置換基を大きくすると回転速度が大きく低下することが分かった。 B―methoxy ABC型サブポルフィリンを合成し、光学分割に成功したが、そのCD強度がとても小さいことが分かった。このため、サブポルフィリンのアキシャル交換反応が速いのではないかと推定し、側鎖に不斉中心を持つB―methoxy ABC型サブポルフィリンを合成を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)