2015 Fiscal Year Annual Research Report
The World Mental Health Japan Follow-up: a 10-year cohort study of mental disorders in a community population
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25253045
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
川上 憲人 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (90177650)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮本 有紀 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (10292616)
島津 明人 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (80318724)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 疫学 / 精神保健 / 精神障害 / 罹患率 / コホート研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
1 平成27年7月に、米国ハーバード大学で開催された世界精神保健調査会議に出席し、研究成果を報告するとともに、研究方法論の改善、解析計画について助言を得た。 2 平成27年度は、玉野市(349名)、長崎市(208名)、横浜市磯子区(377名)を対象として調査を実施した。調査準備とトレーニング:長崎市を担当する調査員10名に対して調査のトレーニングを2日間、福岡市で実施した。調査員にはWHO-CIDIの使用方法の他、唾液採取の依頼方法、採取方法についても訓練した。実査:(1)玉野市において、調査会社から研究参加の依頼状を郵送し調査員が住所地を訪問し、まだ居住しているか、転居、死亡、入所したかを確認した。対象者に接触、同意を得られた場合には、平均1.5時間の面接調査を実施した。転居、入所した場合には、可能な限り新住所を訪問し、調査への協力を依頼した。唾液提供について同意の得られた者には、唾液を採取してもらった。採取した唾液は東京大学に集められ、保管した。(2)長崎市において、調査会社から研究参加の依頼状を郵送し調査員が住所地を訪問し、まだ居住しているか、転居、死亡、入所したかを確認した。対象者に接触、同意を得られた場合には、平均1.5時間の面接調査を実施した。転居、入所した場合には、可能な限り新住所を訪問し、調査への協力を依頼した。唾液提供について同意の得られた者には、唾液を採取してもらった。採取した唾液は東京大学に集められ、保管した。玉野市の面接調査の完了数は162件であり、唾液採取者は121件であった。長崎市調査では、面接調査の完了数は93件、唾液採取者は88件であった。(3)横浜市磯子区の調査については前回調査資料が四散するなどし、最終的に倫理委員会に研究の申請を行うことができなかったため、調査を中止した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
横浜市磯子区の調査については前回調査資料が四散するなどし、また研究担当の協力者が所属機関を異動した関係もあり、最終的に倫理委員会に研究の申請を行うことができなかったため、調査を中止した。
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Strategy for Future Research Activity |
横浜市磯子区の調査を中止したが、他地域で十分なサンプル数を得ることで当初の研究目的を達成することができるように回収率の向上を図った。
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Research Products
(1 results)