2016 Fiscal Year Annual Research Report
Extensive networks of Lebanese and Syrian migrants: Multifaceted self and spatial imagination
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25257003
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
黒木 英充 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (20195580)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 茂 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (10162950)
眞島 一郎 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (10251563)
飯塚 正人 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (90242073)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 移民 / シリア / レバノン / 中東 / ラテンアメリカ / ディアスポラ |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度に当たる2016年度は、1)メンバーによる補足的海外調査、2)総括国際ワークショップの開催、3)成果報告書に相当する出版企画のとりまとめを中心に行った。 1) 海外調査は、黒木がレバノン、イラン、イギリス、鵜戸がブラジル、飯島がチリ、ペルー、コロンビア、エクアドルにて実施した。レバノンにおいては同国外務省主催の集会Lebanese Diaspora Energy 2016 に参加し、世界各地から在外レバノン(系)人二千人以上が集結する実態、レバノン外務省による独立以前の移民の子孫への国籍付与のキャンペーンなどにつき情報を得た。またイランではレバノンのシーア派による過去数世紀間の伝統のあるイラン・イラクを含めた移住と交流の実態についてインタビュー調査により知見を得た。イギリスでは国立公文書館にて関連資料の調査を行った。南米諸国の調査は、各地のレバノン・シリア系人の歴史に関する資料収集と研究者・東方キリスト教会関係者へのインタビュー調査が中心となり、チリにおいてはパレスチナ問題発生以前のパレスチナ移民について、レバノン・シリア移民との連続性を確認した。ブラジル調査は、アマゾン流域におけるレバノン移民と日系移民との移住史の比較が主眼となった。 2) 2016年10月24日に本科研主催による総括の国際ワークショップ“The future of Lebanese and Syrian migration studies”を実施し、アメリカ合衆国、オーストラリア、メキシコ、レバノンから第一線の研究者5名を招聘し、当該メンバー2名の報告と共にレバノン・シリア移民研究の最前線の成果を報告するとともに、今後の課題について意見交換した。 3) 本研究成果としてみすず書房より『レバノン・シリア移民』という13章構成の書籍の刊行を2017年中に行うことを決定し、執筆を開始した。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(24 results)