2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25257010
|
Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
石澤 良昭 上智大学, アジア人材養成研究センター, 教授 (10124851)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸井 雅子 上智大学, 総合グローバル学部, 教授 (90365693)
Cyril Veliath 上智大学, 総合グローバル学部, 教授 (10216202)
田畑 幸嗣 早稲田大学, 文学学術院, 准教授 (60513546)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 東南アジア史 / 地域研究 / 中国古代、近世史 / 碑文学 / 考古学 |
Outline of Annual Research Achievements |
Ⅰ.目的の達成 研究目的である古代アンコール朝時代のネットワーク検証について、史料・構築物・考古資料の資料収集に取り組み、検証を進めた。事業対象年度であるH25-H27の3年間を通じて、古代道路の痕跡をアンコール地域を起点とた、タイ及びムアン・シン遺跡へ通じる東西古代道(H25)、ワット・プー遺跡へ通じる北東古代道を調査(H27)、及びカンボジア南東部からベトナム南部地域(H26)を調査した。史料については調査地資料館にて新収蔵碑文資料を取集し、連携研究者によって現在その翻訳及び解釈が進められている。構築物のうち、古代道路及び橋脚の痕跡はドンレーク山脈以西、及び以北において共にその痕跡を観察することが難しいがこれは地域間の地理的条件の相違に起因するものであろう。さらに寺院建築等建物等については伽藍配置、工法、さらに意匠に見られる相違に、道路網と地域間の特徴が表れていることを結論づけた。これは考古資料(特に建築に関連する瓦等)の調査成果とも対応するもので、両調査成果の総合的な検証は、報告書にて議論されることとなる。研究目的は、3年間の調査・研究を経て、個別の資料検証が多くを占めたが7割程度の目的が達成された。 Ⅱ.実施報告 1.メンバーによる研究打ち合わせ会議(於 上智大学アジア人材養成研究センター)計8回、2.海外調査(於 カンボジア、プレア・ヴィヒア州からラオス、チャンパサック地方):2016年2月20日‐28日、3.研究成果の一般公開(2016年9月から公開予定)JMOOC日本オープンオンライン教育推進協議会提供オンライン講義(全4週、45回:「アンコール・ワット研究:「人間」を考える総合学問としての新地平」を作成(講義収録は2016年3月末終了。編集作業等を経て9月1日開始予定。)。講師を研究代表者石澤、分担者丸井、他本科研連携研究者が担当し、調査成果の一部を披露。
|
Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(14 results)