2016 Fiscal Year Annual Research Report
Solar electricity and water for life: instutional design with randomized field experiments
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25257102
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
金子 慎治 広島大学, 国際協力研究科, 教授 (00346529)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 高弘 神戸大学, 国際協力研究科, 准教授 (20547054)
平田 道憲 広島大学, 教育学研究科, 名誉教授 (30111660)
後藤 大策 広島大学, 国際協力研究科, 准教授 (80432847)
小松 悟 長崎大学, 多文化社会学部, 准教授 (80553560)
伊藤 豊 秋田大学, 国際資源学研究科, 講師 (00633471)
山本 裕基 長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(環境), 助教 (00757974)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 無作為化フィールド実験 / 太陽光発電 / 水へのアクセス / SWPS / 貧困削減 / ネパール |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度である本年度は、家計調査の結果を、GPSによる位置情報のある合計約2,600世帯にのぼる家計データであるNepal Marginal Settlements Survey 2015: Households:Nepal MSS/H-2015として整備した。これは今後の無作為化比較実験を行うベースライン調査となるものである。すなわち、生活改善の度合いを測る際の(比較群とは別軸の)基準となるもので、より厳しい精度における政策評価を可能にする。 さらに、村の中の更に小さな集まりである集落の調査も実施し、首都カトマンズや周辺のマーケットからのアクセシビリティ、意思決定・ガバナンスの構造、そして塩、食料などの日曜品の価格などの情報を収集した(Nepal Marginal Settlements Survey 2016: Village:Nepal MSS/V-2016として整備中)。利他性や互恵性などのコミュニティ内の社会関係資本(社会的選好)を測るためのフィールド経済実験もすでに実施しており、現在データベース(Nepal Marginal Settlements Survey 2017: Social Preference:Nepal MSS/SP-2017)を構築している段階である。 また本年3月には、カトマンズのトリブバン大学(Tribhuvan University)において、ベースライン調査データを用いた研究の報告会を実施している。研究結果より幾つかの知見が得られており、本研究テーマと関係の深いものとしては、水汲み時間が1時間増加すると女児の初等教育修了確率が約22%も減少することなどが報告されている。われわれのサンプルにおける女児の初等教育修了率は約70%であり、水供給システムの導入による教育への影響は小さくないことが示唆される。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)