2016 Fiscal Year Annual Research Report
Realization of Endogenous Green Revolution in Africa through ODA Disruptive Innovation of Sawah Ecotechnology
Project/Area Number |
25257405
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
若月 利之 島根大学, その他部局等, 名誉教授 (50127156)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
増永 二之 島根大学, 生物資源科学部, 教授 (10325045)
佐藤 邦明 島根大学, 生物資源科学部, 助教 (60533289)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | Kebbi稲作革命 / Sawah technology / 農民の自力水田開発技術 / アフリカ水田農法 / 耕耘機利用の畦畔造成と水路切削法 / 科学技術の前提としての水田仮説1 / 集約的持続性を担保する水田仮説2 / 内陸大湿地とデルタの持続可能な開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
アフリカ水田農法Sawah Technologyの社会実装を、ナイジェリアは国立農業機械化センター(NCAM)、ガーナは環境科技省の土壌研、チャドは国際移住機関と連携して、内陸デルタ、氾濫原、内陸小低地で行った。ナイジェリアではケッビ州の成功を全国化するための政策提言を農業農村開発省に行った。一方、ガーナではアフリカ開銀と食糧農業省が、過去10年、土壌研の自前技術でもあるアフリカ水田農法を拒否し、これまでの典型的なODA方式で内陸小低地の小規模灌漑水田開発(IVRDP)を実施したが、小低地を広範に破壊している現状を修正すべく、食糧農業省に政策提言を行った。チャドでは難民定住化のためにアフリカ水田農法を実装するためNCAMのスタッフが数百人の難民を訓練し国際ワークショップを行った。Sawah Technologyはアフリカ稲作センターがベニン、トーゴ、リベリア、シエラレオーネで普及活動を拡大した。 雨期の氾濫原や内陸デルタの洪水を、農民レベルである程度水制御を可能にするため、小型耕耘機の①プラウと②レベラー、③土壌の液状化利用と④耕耘機サポートの人力を組み合わせた、畦畔造成と排水路切削の強化法を検討した。チャド湖では干拓水田用の導水路の切削の実証を行った。ブルドーザーやエクスカベーター等の重機の代用を目指した。強化畦畔や強化排水路(導水路)を人力の10分の1の費用、工期は半分以下で造成できた。 アフリカ水田農法の現時点での最新マニュアルを完成し、ホームページhttp://www.kinki-ecotech.jp/に以下のようにアップロードした。Sawah Technology (1) Rice statistics during 1961-2014、(2) Background and Sawah System Evolution、(3) Principles: Sawah hypothesis 1 and Sawah hypothesis 2 for intensive sustainability、(4) Practices of Sawah technology。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(14 results)