2015 Fiscal Year Annual Research Report
Comparison of Primate Communities Including Great Apes and Forest Structure
Project/Area Number |
25257407
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
湯本 貴和 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (70192804)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古市 剛史 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (20212194)
橋本 千絵 京都大学, 霊長類研究所, 助教 (40379011)
山極 壽一 京都大学, 本部, 学長 (60166600)
幸島 司郎 京都大学, 野生動物研究センター, 教授 (60183802)
北村 俊平 石川県立大学, 生物資源環境学部, 准教授 (60549674)
兵藤 不二夫 岡山大学, 異分野融合先端研究コア, 准教授 (70435535)
黒川 紘子 国立研究開発法人森林総合研究所, その他部局等, 主任研究員 等 (70515733)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 熱帯林 / 大型類人猿 / 空洞化 / 土地利用 / 食物選択 / 植物機能形質 / 霊長類群集 |
Outline of Annual Research Achievements |
現地の政治的社会的な問題で調査を延期していたオランウータンの調査地であるマレーシア・サバ州のダナムバレーの状況は改善しなかったため、同州キナバタンガンでの調査許可と植物採集許可を取得しなおして、現地調査を行った。この補足調査によって、当初の目的であったゴリラ、ボノボ、チンパンジー、オランウータンという大型類人猿4種の食物選択や遊動域の調査に加えて、生息地の植生と主要樹種の機能形質を計測するためのサンプリングが実施できた。いずれの調査地でも大型類人猿は、遷移後期樹種の成熟葉は食べず、遷移後期樹種の若い葉か、遷移前期樹種やつる植物の葉を好んで食べることがわかった。とくに大量に食べるのは遷移前期樹種やつる植物の葉であり、従来考えられていたように大型類人猿が原生的な森林にしか生息できないという考え方を再考する必要があり、保全区域も計画的に二次林を含むように設定するほうがよいことが示唆された。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(14 results)
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[Journal Article] Epidemiological surveillance of Lymphocryptovirus infection in wild bonobos2016
Author(s)
Yoshida T, Takemoto H, Sakamaki T, Tokuyama N, Hart J, Hart T, Dupain J, Cobden A, Mulavwa M, Kawamoto Y, Kaneko A, Enomoto Y, Sato E, Kooriyama T, Miyabe-Nishiwaki T, Suzuki J, Saito A, Okamoto M, Tomonaga M, Matsuzawa T, Furuichi T, Akari H.
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Journal Title
Frontiers in Microbiology
Volume: 7
Pages: 1262
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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