2017 Fiscal Year Annual Research Report
Evaluation of potential productivity of soybean in tropical environment and investigation of adaptive
Project/Area Number |
25257410
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
白岩 立彦 京都大学, 農学研究科, 教授 (30154363)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桂 圭佑 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (20432338)
縄田 栄治 京都大学, 農学研究科, 教授 (30144348)
田中 朋之 (勝部朋之) 京都大学, 農学研究科, 准教授 (50224473)
田中 佑 京都大学, 農学研究科, 助教 (50634474)
中崎 鉄也 京都大学, 農学研究科, 教授 (60217693)
本間 香貴 東北大学, 農学研究科, 教授 (60397560)
鄭 紹輝 佐賀大学, 農学部, 教授 (90253517)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | ダイズ / 高温 / 適応性 / 乾物生産 / 収量 / 日長 |
Outline of Annual Research Achievements |
2017年と2018年に,インドネシア共和国ボゴールにあるボゴール農業大学内の研究圃場にて,2017および2018年に,エンレイ,フクユタカ,丹波黒 (いずれも日本産) ,DS25-1 (米国産) およびTanggamus (インドネシア産) の計5品種を栽培した.日本産品種には生育期間調節を目的に長日処理を施し,潜在収量に近い条件での比較を行うことを可能にした.長日処理にはLED投光器を使用した.処理時間は2017年は京都の7月1日からの日長に,2018年は生育期間が同じになるようDVIモデル (中野ら 2015) から逆算した日長に設定した.栽培期間の日平均気温は,2017年は24.9 - 28.1℃ (26.3℃) ,2018年は22.8 - 28.2℃ (26.4℃) であり,京都市の7月の平均気温 (26.8℃) と同じ水準だった.長日処理を施した(以下「LD条件」)温帯産品種の収穫時における地上部乾物重と子実収量は,生育期間が長くなったことにより無処理区に比べて有意増加した.Tanggamusの地上部乾物重および子実収量はほとんどの区において,LD条件の温帯産品種より高いか同程度だった.外観品質について,Tanggamusにおける,被害粒を除いた全粒重に占めるしわ粒の割合 (以下「しわ粒率」) は,LD条件の温帯産品種よりも著しく低かった.日本産品種のしわ粒発生が長日処理によっても改善されなかったことから,日長以外の環境がしわ粒発生を促すことが分かった.子実生長について詳細にみると,R5以降の莢実生長速度はTanggamusで高く維持される傾向だった.Tanggamusは生育期間調節を施した温帯産品種より高いか同程度の乾物生産と子実収量を持つことが分かった.熱帯産品種が日長反応とは異なる熱帯環境適応性形質を有することが明らかになった.
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Research Progress Status |
平成29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(17 results)