2015 Fiscal Year Annual Research Report
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25280026
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
深澤 良彰 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30120934)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白銀 純子 東京女子大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (00329161)
高橋 竜一 早稲田大学, 付置研究所, 助教 (10547061)
鷲崎 弘宜 早稲田大学, 理工学術院, 准教授 (70350494)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | ソフトウェア工学 / センサー / MDD / プロダクトライン / センサー・ソフトウェア / アクチュエータ / モデル駆動開発 / セキュリティ |
Outline of Annual Research Achievements |
センサー技術・アクチュエータ技術の発達により、物理世界と密に連携したアンビエントシステムを実現する基盤が整いつつある。このようなシステムは、不具合が生じた場合の社会的な影響が大きいため、従来のシステムと比べて、より高い信頼性が求められる。従って、高信頼なアンビエントシステムを実現するための開発手法を研究する必要性は高い。 本研究では、センサーを利用した各種のアプリケーション・ソフトウェア(以下、センサー・ソフトウェアと呼ぶ)に適用ドメインを限定した場合に、どのようなソフトウェア工学的手法が有効であるかを究明するとともに、センサー・ソフトウェアの開発に有効はソフトウェアについての研究を進め、公開することにより、多くの利用者に実際に利用してもらうことを目的とする。 これまでの成果の主たるものは、下記の論文にまとめられている。 Kenji Tei, Ryo Shimizu, Yoshiaki Fukazawa and Shinichi Honiden, “Model-driven-development-based stepwise software development process for wireless sensor networks” IEEE Transactions on Systems, Man, and Cybernetics: Systems, Volume 45, Issue 4,pp.675-687,2015. DOI: 10.1109/TSMC.2014.2360506 これに加え、本年度は、今後のセンサー・ソフトウェアにとって必要不可欠なセキュリティ技術やGUI技術についての研究を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
進捗状況を最も明確に示しているのは、「研究実績の概要」の項で述べたように、成果の一部が、IEEEのTransactionに採録されたことである。 これ以外に、本年度注力したセンサー・ソフトウェアに対するセキュリティ技術やGUI技術についての研究についても精力的に進めた。これらの成果としては、後述の「13.研究発表(平成27年度の研究成果)」に示したように多くの国際会議で採録され、発表されていることによって明らかである。
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Strategy for Future Research Activity |
来年度は、これまで対象としてきた多段階決定可能なモデルについての研究を進めていくとともに、今年度行ってきた、センサー・ソフトウェアの開発に対するセキュリティ技術の提供、容易な高度GUI提供技術についての研究を進めていく。 たとえば、セキュリティについては、新しいセキュリティ技術を生み出すような研究をするのではなく、セキュリティ技術についての既存の研究成果をどのようにソフトウェアの中に組み込むことが良いのかというソフトウェア工学的なアプローチに焦点を絞る。 これらに加え、来年度は、センサー・ソフトウェアに対するテスト技術についての研究も進めていく。センサー・ソフトウェアの特色としては、大規模なこと、センサー・データを保存しているデータベースへのアクセスを無視できないことの2点が挙げられる。このようなソフトウェアに対して従来のテスト技法(たとえば、テスト網羅技術)を適用しても良い成果が得られないことがある。そこで、このような場合にどのようなテスト技法が有用かについての研究を進めていく。
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Causes of Carryover |
平成27年度、国際会議への投稿を予定していた論文があった。しかし、その論文に掲載するデータの収集およびその分析に予想以上の時間がかかり、投稿前に必ずしてきている英語のネイティブスピーカによるチェックが間に合わなかった。したがって、その校閲のために準備していた校閲料を使うことができず、その分が次年度使用額となってしまった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
前記の研究については、すでにデータの収集およびその分析を終え、英文化にとりかかっている。これが完成次第、英文校閲に出す予定にしている。
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Research Products
(14 results)
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[Presentation] How Does Defect Removal Activity of Developer Vary with Development Experience?2015
Author(s)
Reou Ando, Seiji Sato, Chihiro Uchida, Hironori Washizaki, Yoshiaki Fukazawa, Sakae Inoue, Hiroyuki Ono, Yoshiiku Hanai, Masanobu Kanazawa, Kazutaka Sone, Katsushi Namba and Mikihiko Yamamoto
Organizer
the 27th International Conference on Software Engineering and Knowledge Engineering (SEKE 2015)
Place of Presentation
Wyndham Pittsburgh University Center, Pittsburgh, USA
Year and Date
2015-07-06 – 2015-07-08
Int'l Joint Research
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