2015 Fiscal Year Annual Research Report
3D映像の魅力の認知脳科学的解析と映像評価システムの提案
Project/Area Number |
25280102
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
河原 哲夫 金沢工業大学, バイオ・化学部, 教授 (40112776)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田森 佳秀 金沢工業大学, バイオ・化学部, 准教授 (00260208) [Withdrawn]
神宮 英夫 金沢工業大学, 情報フロンティア学部, 教授 (10112468)
伊丸岡 俊秀 金沢工業大学, 情報フロンティア学部, 教授 (20387351)
渡辺 弥壽夫 金沢工業大学, 工学部, 教授 (30158662)
長田 茂美 金沢工業大学, 工学部, 教授 (00399718)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 3D映像 / 3Dらしさ / 臨場感 / 感性評価 / 奥行感度 / 画像認識 / 3D評価指標 / 視覚疲労 |
Outline of Annual Research Achievements |
映像を見て感じる3Dらしさを圧力センサーを介してリアルタイムに表現する手法(cross-modality matching)を用い、臨場感とともに、自然な・リアルな・美しい・圧倒する、などの4項目の評価語による実験・解析の結果、「圧倒する」の側面が臨場感に重要な役割を果たしていることが明らかになった。さらに、時系列変化の視点で解析した結果、評価者個人で違いのあることがわかり、評価者の質的分析を行う必要性が明らかとなった。 2Dと3D映像から感じる臨場感を、奥行き方向の運動、平面方向の運動、画角などの各大きさとの関連で重回帰分析した結果、2D映像による臨場感は奥行き方向の運動によって説明できるのに対し、3D映像による臨場感は運動や画角の大きさでは説明できず、単純な映像特性以外の要因による影響を受けていることが示唆された。 3DTV、3Dプロジェクター、3DHMD(Head Mounted Display)を用いて3D映像による調節応答および瞬目数などを比較した結果、両眼でのクロストークが最小の3DHMDで視覚疲労が最小となった。また、各種の両眼視差条件で3D映像による調節機能低下を評価した結果、±2degree以内で視覚疲労が認められず、3Dガイドラインと同等であった。 3D映像特有の奥行情報を人の感覚に従って評価する手段として、撮影および閲覧環境の特性を考慮し、人の感覚を反映した実空間と画面から得られる奥行情報の関係などを考慮した奥行感度を3D評価指標として提案し、実験を通してその有効性を確認した。 既に試作した「2D/3D変換システム」を要素技術によって生成される奥行きを整合できるように改良し,「自然な奥行で統一感がある」、「映像の広がりや奥行感がある」、「映像視聴で不快感がない」、「映像自体が綺麗」などの評価実験に基づいてその有用性を確認した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)