2015 Fiscal Year Annual Research Report
マルチソーシャルメディアにおける情報伝播挙動の類型化に関する研究
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25280111
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
豊田 正史 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (60447349)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ソーシャルウェブ / 社会ネットワーク分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、複数メディア情報伝搬挙動の分析手法を発展させ、社会的影響力のある情報伝搬を早期検知する手法や、多言語間での情報伝搬の分析手法等を開発し、マイクロブログ等のメディアに適用して評価実験を行った。 ソーシャルメディア上の情報伝搬には、事故や災害の情報共有や、企業の不祥事など社会的影響力を持つものが出現する一方、アフィリエイトやスパム、冗談等、社会的な重要性の低いものが圧倒的に多く我々の調査では80%を占める。我々は、伝播した情報の内容、他のメディアへのリンクの有無、ソーシャルグラフ等の手がかりを用いて社会的に重要な情報伝搬を早期に検出する手法を考案し、大規模なTwitterデータを用いた評価実験により有効性を確認した。 今年度は、異なる言語コミュニティへの情報伝搬にも着目した。例えば、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の研究支援のために行われソーシャルメディア上で広く拡散したアイスバケツチャレンジのように国際的なムーブメントとなる情報伝搬を検知したい。我々は、ユーザやその周辺ユーザの言語分布や、ソーシャルグラフ等の手がかりを用い、伝搬した言語の分布が複数の言語に一定以上またがる情報伝搬を検知する手法を開発し、多国語を含むTwitterデータを用いて評価実験を行い、有効性を確認した。 上記の研究成果から得られた、情報伝搬を表現する各種特徴(コンテンツ、ソーシャルグラフ、伝搬経路、言語分布)等をプロファイルとしてまとめ、情報伝搬事例のデータベースを構築し、今後の発展的研究の資源として整理した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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