2015 Fiscal Year Annual Research Report
リグノセルロース系バイオマスからの高付加価値・環境低負荷製品の生産プロセスの開発
Project/Area Number |
25281048
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
中村 嘉利 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (20172455)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅田 元子 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 講師 (10580954)
高木 均 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (20171423)
宇都 義浩 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (20304553)
佐々木 千鶴 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 講師 (50452652)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | リグノセルロース |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、二酸化炭素濃度の急激な増加に伴う地球温暖化が懸念されているが、森林は二酸化炭素を吸収し、地球温暖化の防止に大きく貢献している。我国の森林は国土の約70%を占め、その面積は人工林1,000万ha、自然林2,500万haで年間成長量1億m3といわれている。その中でもスギは戦後の植林政策により人工林面積の約45%に達している。植林されたスギは成長に伴い、木々の間隔が狭くなるため、健全な成長のためには定期的な間伐が必要である。また、間伐を行わないと地表の土が露出し、木の根を力強く張らすことや水を蓄える力を無くし、洪水、山崩れや倒木のような大災害を引き起こす。しかしながら、現状では林業構造的不況の影響から良質の木材を育てるための枝打ちや、下草苅り、間伐等の手入れも行き届かず荒地化しているので、活力ある森林環境保全のためにも間伐材の利益創出型利用法の開発とそれに伴う新規産業や雇用の創出が望まれる。本年度は、地球温暖化の防止や森林環境保全のために国内で大量に発生するスギ間伐材を原料としてセルロースナノファイバーやエポキシ樹脂硬化物の合成と物性評価を行い、得られた製品の機能性を高めるための最適な水蒸気爆砕条件や抽出分離条件を決定した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)