2015 Fiscal Year Annual Research Report
世代間交流が高齢者の健康へ及ぼす影響および機序の解明
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25282012
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology |
Principal Investigator |
野中 久美子 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (70511260)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 世代間交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、高齢者からしばしば聞かれる「子どもや若い人から元気をもらえる」との慣用句をリサーチクエスチョンに設定し、その解明を目的としており、2015年度は以下の研究を行った。
(1) 2014年度に東京都板橋区大山地区で実施した調査データ解析を行い、「改訂版 世代 間のふれ合いにともなう感情尺度」について信頼性と妥当性を検証した。 (2) 2015年10月に東京都板橋区大山地区在住の高齢者1,000人余りを対象に質問紙調査を実施した。本調査は、前年に実施した第1回調査の追跡調査として実施した。本調査に関しては、データは回収し、現在はデータ分析作業を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通り、東京都板橋区大山地区での調査を実施しているため、(2)おおむね順調に進展している。と判断した
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Strategy for Future Research Activity |
群馬県草津町在住の第1回・第2回調査と同一の対象者1,000人余りを対象に追跡調査を実施する。そのうえで、パネルデータを解析して世代間交流が高齢者の健康アウトカムに及ぼす影響とその心理・社会・医学的機序について明らかにする。
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Causes of Carryover |
H25年度に産前産後の休暇取得により繰越金が発生した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
H28年度は計画通り執行する予定である。
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Research Products
(1 results)