2015 Fiscal Year Annual Research Report
運動観察における他者行為観察と自己行為生成のダイナミクス
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25282188
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Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
山田 憲政 中京大学, スポーツ科学部, 教授 (00210469)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 運動学習 / 運動観察 |
Outline of Annual Research Achievements |
他者の運動を観察することと、自身の運動を制御すること、この関係を検討することが本研究の目的である。つまり本研究は、個人内の動きの情報処理に留まらず、他者の動きを観察することや、自身の動きの他者への影響を検討することである。これまでに、投球動作のムチ動作の動きの違いを熟練者群が速く弁別すること、そして、ドロップジャンプにおける着地動作での素早い切りかえが、モデルの観察で学習されることを実験的に示してきた。 これらの結果は、運動学習において、運動観察と運動実行が等価の関係にある可能性を示唆する。そこで最終年度の今年は、この運動観察と運動実行の間で何が伝播するのか、あるいはどのような共通の機能を有するのかのメカニズムを解明する研究を開始し、今後の課題を提示することを目的とした。 実験は、垂直跳びを題材として、跳躍後に即座に結果がフィードバックされる状況で、同一の被験者が跳躍高を自身の最高値の50%を目標として4回跳ぶ試技と、4 人の実験参加者が他者の試技を観察して順次1回ずつ跳ぶ試技を行い、跳躍高が如何に調整されるかを比較検討した。その結果、これらの試技は同様に、徐々に目標の跳躍高の50%に近づく結果を示した。この結果は、他者の力の調整の仕方が自身の力の調節にも伝播する可能性を示唆しいる。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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