2013 Fiscal Year Annual Research Report
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25284004
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Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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| Research Institution | Kyoto University |
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Principal Investigator |
水谷 雅彦 京都大学, 文学研究科, 教授 (50200001)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
出口 康夫 京都大学, 文学研究科, 准教授 (20314073)
伊勢田 哲治 京都大学, 文学研究科, 准教授 (80324367)
児玉 聡 京都大学, 文学研究科, 准教授 (80372366)
神崎 宣次 滋賀大学, 教育学部, 准教授 (50422910)
海田 大輔 京都大学, 文学研究科, 講師 (40649133)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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| Keywords | ビジネス倫理 / 社会的責任 / 専門職倫理 / 環境倫理 / 生命倫理 |
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| Research Abstract |
本研究は、これまで「企業の社会的責任」の文脈でのみ語られることの多かった社会的責任概念を組織一般のそれへと拡張し、現代社会において「組織」が持つ役割とその責任について、哲学・倫理学の立場から総合的な検討を行うものである。
まず、初年度に全体で行うべきこととして、社会的責任概念やアカウンタビリティやガバナンス、自己責任論などの関連する諸概念・議論に関する国内外の文献を収集し、研究全体で利用可能なライブラリーの構築を行った。その上で、研究会に招聘するなどして知識の提供を受けるべき内外の専門家のリストアップの作業をも行った。
また、本研究では、研究の深化と幅広さの確保を目的として、国内外の研究者を招聘し、知識提供や討論の機会を定期的に設けるために、以下の研究会・ワークショップ・講演会を行なった。その結果、医療やビジネスや宇宙開発などにおける組織の社会的責任に関する議論を、多角的また領域横断的視点から深めることができた。2013年9月21日「ワークショップ「異議申し立ての諸形式についての倫理学的研究」」(於京都女子大学)、2014年2月19日「応用哲学ワークショップ」(於国立シンガポール大学)、(2014年3月20日「医療における専門職：知識、技能、態度を評価する」(ボッフム大学ヨッヘン・フォルマン教授講演・於京都大学)、2014年3月8日「宇宙倫理学ワークショップ」、2014年3月15日「異議申し立ての諸形式についての倫理学的研究」(於京都大学)。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度において、組織の社会的責任を考えるうえで重要な文献、および関係研究者をリストアップすることにより、今後円滑な研究を進める準備が整った。
また、国内外の研究者を招聘し、知識提供や討論の機会を持つことで、順調に計画に沿って研究を進めている。
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| Strategy for Future Research Activity |
今後は生命倫理、環境倫理といった個別の領域における組織の社会的責任概念を哲学的・倫理学的に掘り下げる作業を進めるとともに、社会的責任概念について、さまざまな学問的領域からの検討を行う。そのために、哲学以外の領域の研究者の協力を積極的に得て、研究を行なう予定である。
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| Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
当初招聘を予定した外国人研究者が急病のため、H25年度中の招聘が不可能になったため。
H26年度に予定されている国際研究集会(於京都大学)に、上記外国人研究者あるいはそれに相当する研究者を招聘する予定である。
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