2016 Fiscal Year Annual Research Report
Practice and Expansion of Japanese Prosody Education Overseas
Project/Area Number |
25284094
|
Research Institution | National Graduate Institute for Policy Studies |
Principal Investigator |
磯村 一弘 政策研究大学院大学, 政策研究科, 非常勤講師 (00401729)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 真希子 金沢大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (10361932)
林 良子 神戸大学, その他の研究科, 教授 (20347785)
金村 久美 名古屋経済大学, 経営学部, 准教授 (20424955)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 音声教育 / 韻律 / 日本語教育 / 発音 / 学習ストラテジー |
Outline of Annual Research Achievements |
当プロジェクトは、世界各国の音声教育に関する実態調査、世界各国の日本語学習者の読み上げ音声データ収集と分析、効果的な韻律指導法の提案と効果の検証の三つを柱として、研究を行ってきた。最終年度であるH28年度は、これまで得られたデータを分析し、その結果をまとめ、成果を公開することを中心に活動を行った。 H28年5月には、日本語教育学会全国大会で「日本語音声教育の現状と課題―アクセントの教育を中心に―」というパネルセッションを開催し、当プロジェクトで得られた成果を包括的に報告した。具体的には、海外の日本語音声教育事情アンケート調査の結果報告、海外の初級学習者を対象にした発話データからの研究報告、海外の教育現場における韻律指導の実際報告を行うことで、当プロジェクトの成果を日本語教育界に伝え、今後日本語韻律教育の実践と普及を進めていくための材料を提供することができた。また12月にはこのプロジェクトが主催となり、シンポジウムを開催した。そこでは、日本語アクセント観の変遷や、その日本語学習者への影響などについて考えながら、日本語韻律教育の今後に向かってどのような問題を解決していく必要があるのか、教授法、教材、ツールなどの面から議論した。このほか、国内外の学会で発表を行い、プロジェクトで得られた研究成果を学界に還元した。 また、海外の初級学習者を対象にした日本語アクセントの読み上げ調査の音声データは、ウェブサイト上で公開し、他の研究者が広く参照、分析できる形にした。 初級学習者を対象にした発音教材は、この研究期間中には完成させることができなかったものの、現在計画が動いており、近い将来、出版される見通しである。 以上の当プロジェクトの研究成果は、H29~32年度の新プロジェクト、「海外日本語学習者音声アーカイブの構築・分析とWEB韻律学習支援ツール開発」に引き継がれる。
|
Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(23 results)