2015 Fiscal Year Annual Research Report
中小国を中心とするヨーロッパ諸国と日本の政治発展の比較研究
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25285037
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
平田 武 東北大学, 法学研究科, 教授 (90238361)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
空井 護 北海道大学, 公共政策学連携研究部, 教授 (10242067)
伏見 岳人 東北大学, 法学研究科, 准教授 (20610661)
横田 正顕 東北大学, 法学研究科, 教授 (30328992)
小川 有美 立教大学, 法学部, 教授 (70241932)
藤嶋 亮 國學院大學, 法学部, 准教授 (70554583)
野上 和裕 首都大学東京, 社会科学研究科, 教授 (90164673)
中山 洋平 東京大学, 法学政治学研究科, 教授 (90242065)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 政治史 / 日本政治史 / 比較政治 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度は、前年度に引き続き、2回の共同研究会(「比較ヨーロッパ政治史研究会」)を開催した。前年度の合意に基づいて、今年度は個別研究の報告会に重点を置き、2回に分けて、共同研究参加者の個別研究の進捗状況、成果報告を行った。 第6回研究会(2015年9月12日、於東北大学)では、野上和裕(首都大学東京)が「19世紀スペイン自由主義序説」、中山洋平(東京大学)が「1960年代のイレヴィレンヌ県における都市開発・産業振興とキリスト教民主主義勢力の分解」の題で、それぞれ報告を行い、日本政治史研究者・ヨーロッパ政治史研究者(共同研究に参加していない者も含む)を交えて、活発な議論が行われた。 第7回研究会(2016年3月5日、於立教大学)では、横田正顕(東北大学)が「長期的文脈の中のポルトガル第一共和制(1910~26)」、小川有美(立教大学)が「国家の歴史政治学─レヴァイアサン2・0をめぐって」、藤嶋亮(國學院大學)が「戦間期ルーマニア議会政治の隘路」の題で、それぞれ報告を行い、前回同様に、日本政治史研究者・ヨーロッパ政治史研究者(共同研究に参加していない者も含む)を交えて、活発な議論が行われた。次年度は、論文集の完成を目指すこと、関連する領域の研究成果に対して書評会を開催すること、などが合意された。 また、昨年度は、東欧班の藤嶋亮がルーマニアにおいて、北欧班の小川有美が北欧諸国において、それぞれ文献・史料収集、研究動向の検討等を目的とする海外調査を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究は、日本の政治発展を理解する上で多くの示唆を与えると期待される、中小国を中心とするヨーロッパ諸国の政治発展上の類似事例の研究を通して、相互の事象の理解を深めることを目的としている。この研究目的を達成するために、ヨーロッパ政治史研究者と日本政治史研究者の間の共同研究会(「比較ヨーロッパ政治史研究会」)を組織し、昨年度の2回を含めて、これまでに7回の研究会を開催してきた。 研究は基本的に共同研究参加者が個別に遂行する個人の研究に基づいているが、昨年度も共同研究会の場において、個別研究の進捗状況・研究成果の報告が行われ、日本政治史研究者などがこれに対してコメントを述べ、活発な議論が行われた。現地での史料・文献収集、研究動向の検討などを目的とした現地調査も、昨年度は2名が行った。以上のことから、共同研究はおおむね順調に進展しているものと評価できる。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は最終年度であるので、共同研究会(「比較ヨーロッパ政治史研究会」)を年に2回程度開催する中で、共同研究参加者は個別研究の成果を論文にまとめて、論文集を編集することが目標となる。 現地での補足的な史料・文献収集、関連する研究者にコメントを求めることなどを目的とする現地調査も、2名程度が行うことを予定している。
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Research Products
(11 results)