2016 Fiscal Year Annual Research Report
Market-government paradox under globalization: Analyzing consistency, comlementarity, and substitutability
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25285087
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
藤井 英次 関西学院大学, 経済学部, 教授 (20321961)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東田 啓作 関西学院大学, 経済学部, 教授 (10302308)
松枝 法道 関西学院大学, 経済学部, 教授 (40330394)
藤原 憲二 関西学院大学, 経済学部, 教授 (50434882)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 市場統合 / グローバリゼーション / 経済厚生 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度はこれまで蓄積してきた主要な分析結果を総括して国際学会等で報告すること、更に推敲を重ねて分析・議論の焦点を絞った学術論文に仕上げて国際学術誌等に投稿し、査読審査を受けた上で公刊することを主な目標に据えて研究活動を行った。学会や雑誌で発表した研究成果の多くは市場と政府・政策との関係性に関連して、一般的に知られた見解に疑問を呈する、或いは再考を促す要素を含んだものである。より具体的には、(1)財市場の開放と経済統合の深化が各経済独自の所得ショックに対する保険の提供者としての資本・金融市場と政府による財政政策の代替・補完関係性に及ぼす影響、(2)不完全競争下における財貿易の自由化と直接投資の自由化の寡占的一般均衡モデルを使った厚生効果の比較、(3)廃棄物処理における企業の自発的に環境対策政策と政府による規制・課税政策との比較厚生分析、(4)特許制度、特に特許の幅(保護範囲)の選択に関して、新製品の開発企業に加えて後続の差別化製品の開発企業、および品質間の差を明示的にモデルに取り入れた厚生分析(5)輸入や直接対内投資の制限下におけるライセンシングによる技術導入による産業拡大促進効果の分析等が挙げられる。まだ最終的な結論を得るに至っていないものもあるが、研究発表の該当箇所に詳細を記載したとおり、学会報告や雑誌論文・研究図書の出版において一定の実績を達成できたものと考える。 また上記に加えて、これまでの研究過程で生じた新たな疑問や課題についての議論・検討も行った。これらの議論を通じて追加的にいくつかの潜在的検証課題が派生し、それらを新たな研究課題に発展させるべく検証や分析の在り方を検討し、将来的な研究の道筋を付けるべく注力した。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(12 results)