2016 Fiscal Year Annual Research Report
Comparative Study of Industrial Clustering and Science and Technology Policy: Reproduction of Entrepreneurs and Cooperation with industry, government, schools
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25285122
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
山田 幸三 上智大学, 経済学部, 教授 (40240014)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上山 隆大 政策研究大学院大学, 政策研究科, 客員教授 (10193848)
金井 一頼 大阪商業大学, 大学院経営革新専攻, 教授 (50142831)
于 琳 岡山商科大学, 経営学部, 准教授 (60554003)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 企業家活動 / ベンチャー企業 / 産業クラスター / 産官学連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度は、主たる実績として台湾・工業技術研究院と台中の工作機械産業のスピンアウト企業の事例を主な対象とし、上智大学山田幸三と岡山商科大学于琳が、2016年7月10日~13日と9月11日~13日に台湾において、日紳精密股分有限公司の陳正執行長と工業技術研究院の陳立偉産服中心副主任に対して、スピンオフ型起業を支援する台湾工業技術研究院の仕組みに関する追加の実地調査を実施した。実地調査は歴史的および文化的要因の違いを包含した組織的な分析視角から、産業クラスターの新陳代謝の担い手となる企業家とその活動の特徴、企業家の育成主体に焦点を合わせた。 今回の調査事例で注目すべき点は、先端技術を開発した研究者が個人的な努力で企業家となったのではなく、将来の発展可能性を記載した計画書をもとに公的な審査を受け、お墨付きを得てスピンアウト型起業したことである。現在の工業技術研究院の起業支援のスキームは、さらに充実しており、技術開発型ベンチャー企業の支援について、案件発掘、準備、育成、創出の4つの時期に分けて重点的な要因を設定している。そして、工業技術研究院出身の企業家、業界人、ベンチャーキャピタルなどから成り、メンター機能を持った組織である台湾工研新創協会が、産業に関する洞察や商業的な製品仕様などについてマーケット・プルやテクノロジー・プッシュに関するメンターとしてバックアップしている。工業技術研究院、工業技術研究院の同窓生、台湾工研新創協会のメンバーが一体となり、システマティックに創業を後押ししているのである。実地調査の分析結果は、山田幸三・于琳「技術開発型起業の支援システムと産業クラスター:台湾工業技術研究院と日紳精密股分有限公司の事例を中心として」ERSS , No.J16-4として取りまとめた。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)