2014 Fiscal Year Annual Research Report
数値解析・応用数学的アプローチによる高解像光トモグラフィ実現のための基礎研究
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25287028
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
磯 祐介 京都大学, 情報学研究科, 教授 (70203065)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 宏志 京都大学, 情報学研究科, 助教 (00362583)
久保 雅義 京都大学, 情報学研究科, 講師 (10273616)
山田 幸生 電気通信大学, 脳科学ライフサポート研究センター, 特任教授 (10334583)
大石 直也 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40526878)
今井 仁司 同志社大学, 理工学部, 教授 (80203298)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 応用数学 / 数理モデリング / 数値数学 / 光トモグラフィ / 多倍長数値計算 |
Outline of Annual Research Achievements |
生体内のひかり伝播の基礎方程式の由来を徹底検証し、多くの知見を得た。平成26年度の研究によって、生体ひかりに関する限りは、各種光学定数を数理モデルと独立に決定することは論理的に矛盾する個所があることを明らかにした。この成果は従来の関係分野の研究の一部については抜本的な見直しの必要性を示唆するものとなっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成25年度と平成26年度の研究よって、積年の懸案事項であった光学定数と数理モデル方程式の関係が明らかになり、ひかり拡散トモグラフィーをどう逆問題として位置づけるかが明確となった。この成果によって本課題研究を研究期間内にどう着地させて成果を挙げるかが明らかになった。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度までに明らかになった拡散光トモグラフィ-の逆問題解析の位置づけに従い、パラメータ推定問題による数理モデル化と数値実験を推進する。また、計画調書に記載の通り、平成27年度の夏季には中間評価研究会を実施し、その評価如何では本課題研究を打ち切って基盤研究(A)への発展的継続を検討する。
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Causes of Carryover |
平成26年度招聘予定の海外研究協力者が本務校の都合から、招聘計画の4ヶ月程度の遅延が生じた。このため必要経費を繰り越した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成26年度招聘予定の当該外国人研究者を平成27年6月に招聘する計画を準備中である。
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Remarks |
exflib (multiple-precision arithmetic library) http://www-an.acs.i.kyoto-u.ac.jp/~fujiwara/exflib/exflib-index.html
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Research Products
(8 results)