2016 Fiscal Year Annual Research Report
Generation of Cosmic Magnetic Fields and Their Influence on Structure Formation
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25287057
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
杉山 直 名古屋大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (70222057)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市來 淨與 名古屋大学, 基礎理論研究センター, 講師 (10534480)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 宇宙磁場 / 構造形成 / 初期宇宙 / 最初期星形成 / 非線形密度揺らぎ / 位相欠陥 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度は、前年度パリで起きたテロによって共同研究を進めることが困難となっていた、最初期の星形成に伴う、宇宙再加熱の時期での磁場形成について、研究をまとめることに注力した。これは、名古屋2名、パリ南大学2名で行なってきた国際共同研究である。ここで考えるのは、初期宇宙に最初に形成された活動銀河核などから、紫外線が放射され、周囲の銀河間空間のガスをイオン化するという状況である。もし、この周囲のガスが非一様に分布していると、そこで電荷の分離が生じる。この分離によって、電場を作り、そこから磁場を生成する、というシナリオである。このシナリオ自身は、個別の天体に付随した磁場を生み出すに過ぎないが、標準宇宙論の構造形成理論に基づいて、活動銀河核の数密度の時間進化を理論的に評価することで、宇宙全体に生じる磁場の強度を見積もることが可能となる。その結果、最初期星形成の頃に、少なくとも、10^-18ガウスの磁場が作られることを確認した。この結果は、ガンマ線伝播から最近つけられた、銀河間空間の磁場の最低強度、10^-19ガウスと良い一致を示しており、興味深い。この結果は、現在、学術論文としてまとめ、査読付き学術誌に投稿中である。 平成28年度には、この他に、宇宙紐のネットワークから生み出されるベクトル型の揺らぎから、初期磁場がどれだけ生成されるのかを調べた研究が、Proferess of Theoretical and Experimental Physicsに掲載された。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Cosmology with the Square Kilometre Array by SKA-Japan2016
Author(s)
Daisuke Yamauchi, Kiyotomo IIchiki, Kazunori Kohri, Toshiya Namikawa, Yoshihiko Oyama, Toyokazu Sekiguchi. Hayato Shimabukuro, Keitaro Takahashi, Tomo Takahashi, Shuichiro Yokoyama, Kohji Yoshikawa
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Journal Title
Publications of the Astronomical Society of Japan
Volume: 68
Pages: id.R2 (19pp)
DOI
Peer Reviewed
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[Presentation] Internal Template2017
Author(s)
市來淨與
Organizer
B-mode from space 2017 workshop
Place of Presentation
McGill University, Canada
Year and Date
2017-01-23 – 2017-01-26
Int'l Joint Research / Invited
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