2015 Fiscal Year Annual Research Report
K+中間子崩壊のレプトン普遍性の破れの探索実験用エアロゲルチェレンコフ検出器
Project/Area Number |
25287064
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Research Institution | High Energy Accelerator Research Organization |
Principal Investigator |
豊田 晃久 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 研究機関講師 (20373186)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
五十嵐 洋一 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 研究機関講師 (50311121)
河合 秀幸 千葉大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (60214590)
清水 俊 大阪大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (60294146)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | エアロゲル / 検出器開発 / 粒子識別 / 素粒子実験 / 精密測定 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度では、まず前年度製作したエアロゲル検出器12個をJ-PARC E36実験の中央検出器群に取り付けた。エアロゲル検出器は中央検出器群の最外殻部分にある。また中央検出器群はCsI検出器バレル内部に挿入する構造となっており、実際に組み立てて挿入したところ両者間のクリアランスが十分でないことが判明した。よって、エアロゲル検出器を含めた検出器の遮光の構造を見直して再構築し、これによりクリアランスを確保して設置することに成功した。この状態で再度遮光試験を行い問題ないことを確認した。 全検出器が設置された段階で宇宙線を利用した検出器コミッショニングを行った。具体的には例えば光電子増倍管(PMT)の印加電圧やPMTアンプのゲインを一つ一つのカウンターに対して調整して信号波高の平準化を行うことで、粒子識別の性能を最大化するようにした。その後4月に再開したハドロン実験施設ハドロンホールK1.1BRビームラインにおいてビームを利用して4月から5月、6月、および10月から12月の計3回のビームタイムを実施した。まず前回までのビームタイムで最適化していた光学パラメータの再現性を確認した。その後にStopped-Kビームを出して検出器系全体の粒子識別能力の確認作業を行った。較正用にK粒子3体崩壊のデータを取得し、粒子識別能、検出効率、運動量分解能などをチューニングした。その後K粒子2体崩壊のデータを取得する本実験を実施し、研究目的を達成した。ビームタイム完了後に検出器群を撤去し現在データを解析中である。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)